大阪・神戸都市圏内陸部における21世紀型新都市開発の方向性と課題

潟Iオバ ○ 田村 博美

論文要旨

 大阪・神戸都市圏においては,より多様なライフスタイルへの対応と地域や産業の活性化を目標として,インナーシティの再開発,土地利用更新および大阪湾ウォーターフロント開発が進められつつある。これと対峙するかのように,第2名神自動車道計画ルート沿いに,いくつかの新都市が計画されている。
 これらの新都市は,従来ニュータウンが成立してきた社会背景,立地特性とはかなり異なった特色を有しており,第3世代N.T.と言われている。
 本論では第3世代N.T.の立地特性からみた,開発の方向性および課題について述べるとともに,新しい街づくりの構成と環境共生の視点および調査・計画における異種融合の必要性について述べたものである。

キーワード

第3世代ニュータウン,立地特性,新しい街づくりの構成,環境共生の視点,調査・計画における異種融合