福祉社会に向けた道路整備のあり方

国際航業梶@○ 杉本 修一

論文要旨

 高知県は全国でも有数の高齢者人口比率が高い県であり高齢化社会における社会問題への対応が迫られている県である。また,全国的にも高齢化の進展や障害者の社会参加に対する気運の高まり,ゆとり社会の追求などにより,より質の高い公共施設の整備が求められる時代となっている。
 本稿は,こうした背景を踏まえ,高齢の歩行者,自転車利用者,身体障害者等の交通弱者に対してアンケート調査を実施するとともに,歩道の問題を整理し整備計画を立案することを目的とし,建設省土佐国道工事事務所が実施した調査を当社がとりまとめたものである。

キーワード

高齢者,視覚障害者,車椅子利用者,歩道の横断勾配,ベンチ