人にやさしく,わかりやすい道しるべの検討

中央復建コンサルタンツ梶@○ 軽部 荘太
藤村 安則

神戸大学工学部建設学科    森津 秀夫

論文要旨

 本論文は著名施設等への案内に関する現況調査に基づき,案内標識の課題を抽出し,改善策の検討を行ったものである。なお,現況調査として一般ドライバーによる試走調査およびアンケート調査を行った他,文献による事例調査および有識者への意見聴取も行った。案内標識に関する現況の課題としては,現在位置の確認,著名施設案内,高速道路IC付近等の道路管理者の異なる地点での案内の連続性,景観・文化性への配慮などの課題が抽出され,改善策として現在位置の確認を容易にする交差点地名標識,路線番号を活用した交差道路標識,キロポストの整備,広域的な著名施設案内,標識の裏面利用とシンボルマークの活用などを提案した。

キーワード

案内標識,著名地点,交差道路標識,キロポスト,裏面利用,シンボルマーク