新規港湾「淡路交流の翼港」の整備計画

鞄本港湾コンサルタント 神戸事務所    沢田  守
鞄本港湾コンサルタント 神戸事務所 ○ 菊池  孝

論文要旨

 「淡路交流の翼港」は、淡路島国際公園都市の海の玄関口として、来訪者の利便性を向上し、島内交通量の軽減に寄与する海からのアクセス機能の確保を図るとともに、瀬戸内海や大阪港を舞台としたクルージング、海洋性ネットワーク機能を併せ持ったあたらな港湾として計画した。
 平成7年3月に運輸大臣の許可を得て、現在、整備を進めている兵庫県29番目の地方港湾であり、港の機能のうち旅客機能だけを持つ必要最小規模の港である。
 計画に際しては、本港の利用目的は勿論のこと、周辺地域における開発計画と整合を図りつつ、「自然環境との共生」をコンセプトとし、本港の位置・形状・規模を決定したもので、さらにコンピューターグラフィックス(C.G.)を利用した景観設計を行い、周辺との調和を図る整備計画を提案した。

キーワード

沖合人工島、流線型、エコポート