RC固定アーチ橋の耐震設計

潟pスコ ○ 浮田 裕史

論文要旨

 アーチ系橋梁は地震時動的挙動が複雑で、耐震設計には動的解析を行う必要がある。
本文で対象とするのは、橋長205mの上路式RC固定アーチ橋である。本橋の動的解析において、アーチクラウン部付近の補剛桁に地震時慣性力が集中することが判明した。これに対し構造系の変更により過大な軸力の分散をはかり、さらに構造部材の耐震安全性の照査方法を明確にすることにより、耐震性能を満足する構造系と断面構成を選定した。これにより耐震性に優れたアーチ系橋梁を設計することができた。

キーワード

RC固定アーチ橋、耐震設計、動的解析、非線形解析