綾部市水辺の楽校計画策定について

株式会社ウエスコ   木内  裕
栃尾逸夫
高橋邦治
○ 静野光代

論文要旨

 綾部市は、清流由良川を中心に四季折々に表情を変える豊かな自然環境に恵まれた、山紫水明のまちであり、由良川を「母なる川」とし、先人たちのたゆまぬ努カと英知の積み重ねより、産業の発展と自然が共生するまちづくりを進めてきた。直轄河川である由良川は、河川周辺部には竹やススキ、ヨシ等が繁茂し、動植物の格好の生育・生息環境を有している。
 その由良川の延長約1.5km、整備幅員50〜140m、計画面積約10haの広大で自然豊かな高水敷を「綾部市水辺の楽校」として、子どもたちの体験活動・交流活動の場として活用し、子どもたちの豊かな人間性を育て、思いやりのある人間形成に寄与することを目的に、自然環境あふれる、安全な由良川の水辺環境の整備の促進と、子どもたちの水辺の遊びを支える地域づくりを「綾部市水辺の楽校推進協議会」を通じて、計画を策定した。

キーワード

河川環境整備、地域づくり、環境教育