クリエイトきんき(2006~) create kinki 2006-
社会に開かれた、魅力ある建設コンサルタントをわかりやすく紹介し、親しみを感じてもらえるように、発刊をしています。
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第19号(2010.9.1.発行) 人と川のかかわり
山から湧き出た水が川となり、川を流れた水は海に注ぐ。海に蓄えられた水が水蒸気となり雲になる。この雲が雨となり大地に降り注ぐ。大地に降り注いだ水が地下に浸透し地下水となり、再び川に注ぎ込む。
地球上の水はこの循環を繰り返し、私達の生活に多くの恵を与えてくれています。人体の約60~70%は水で出来ています。水無くして私達の体は成り立ちません。また、私たちが生きていくために必要となる食物をはじめ、様々な物にも水はなくてはならない存在です。
山から湧き出た水が再び地下水となる水の循環の中で、私たちが必要とする水は、その多くを川から得ています。私たちの生活に無くてはならない水を与えてくれる川は命の源であり、それがゆえに川は時として”母なる川と呼ばれているのです。今回はテーマを”人と川のかかわり”として、私たちと川の様々な係わりを紹介します。
地球上の水はこの循環を繰り返し、私達の生活に多くの恵を与えてくれています。人体の約60~70%は水で出来ています。水無くして私達の体は成り立ちません。また、私たちが生きていくために必要となる食物をはじめ、様々な物にも水はなくてはならない存在です。
山から湧き出た水が再び地下水となる水の循環の中で、私たちが必要とする水は、その多くを川から得ています。私たちの生活に無くてはならない水を与えてくれる川は命の源であり、それがゆえに川は時として”母なる川と呼ばれているのです。今回はテーマを”人と川のかかわり”として、私たちと川の様々な係わりを紹介します。
第18号(2010.1.26.発行) まちを元気にする
元気なまちとは、どんなまちでしょうか。みなさんはどう思いますか。
「活性化」「地域おこし」「活力再生」「振興」など、まちの元気を意味する言葉が、ずいぶん前から聞かれます。言い方はそれぞれ異なりますが、「地域の資産・資源を活用し、地域に賑わいを取り戻す」という意味が含まれます。もう少し具体的には、人が集まる題材を整備・発掘し、PRして知名度を上げ、来訪者が増えることで人やお金が活発に動き、仕事が生まれ人口が増え、地域がにぎわう姿が目標かもしれません。今号では、近畿のあちこちで、さまざまな主体や手法により行われている、まちを元気にする取り組みを紹介します。
「活性化」「地域おこし」「活力再生」「振興」など、まちの元気を意味する言葉が、ずいぶん前から聞かれます。言い方はそれぞれ異なりますが、「地域の資産・資源を活用し、地域に賑わいを取り戻す」という意味が含まれます。もう少し具体的には、人が集まる題材を整備・発掘し、PRして知名度を上げ、来訪者が増えることで人やお金が活発に動き、仕事が生まれ人口が増え、地域がにぎわう姿が目標かもしれません。今号では、近畿のあちこちで、さまざまな主体や手法により行われている、まちを元気にする取り組みを紹介します。
第17号(2009.8.25.発行) みち
「みち」という言葉には、道、路、径、途と様々な漢字をあてはめる事ができ、この「みち」からイメージするものは人それぞれ、様々なものがあるのではないでしょうか。豊かな自然の中を通る舗装されていない牧歌的な雰囲気の「みち」をイメージする人、何層にも高架橋が重なる高速道路をイメージする人もいるでしょう。また、私が歩むべき「みち」といった人生をイメージする人、私達が一緒に歩む「みち」といったロマン溢れるイメージを思い浮かべる人もいるでしょう。今回の「クリエイトきんき」では、この「みち」をテーマに様々な話題をご紹介します。ただし「クリエイトきんき」は、建設コンサルタントを生業としている私達が、建設コンサ ルタントと社会との関わりを判りやすく説明するという主旨のもと発行している広報誌ですから、人生としての「みち」、ロマン溢れる「みち」といった哲学的な「みち」については別の機会にご紹介させて頂きます。そんな機会があればですが…。
第16号(2009.1.31.発行) 頑張る!近畿の鉄道
道路、空港、港湾から河川、防災、環境等、建設コンサルタントが関わる範囲は非常に広いのですが、世の中で一番ニュースになるのは鉄道です。昨年、新幹線の0系電車が通常運行を終了しました。昭和の時代、高度成長期に結びつくイメージが大きいためか、鉄道ファンのみならず様々な人から惜しまれ、ニュースでも大きく取り上げられました。
ダムや橋梁のファン、マニアを時折耳にしますが、鉄道ファンの多さは比較にならないでしょう。飛行機嫌いは聞いても、鉄道嫌いはあまり聞きませんし、テレビや雑誌を見る限り人気は衰え知らずといった感じです。
さて、近畿の鉄道です。「おおさか東線」「中之島線」が開業し、「阪神なんば線」の開業間近と、近畿の鉄道は変わりつつあります。今、近畿の鉄道はどの様な状況にあるのでしょうか。最近のトピックスを取り上げ、今後の方向についても考えてみました。
ダムや橋梁のファン、マニアを時折耳にしますが、鉄道ファンの多さは比較にならないでしょう。飛行機嫌いは聞いても、鉄道嫌いはあまり聞きませんし、テレビや雑誌を見る限り人気は衰え知らずといった感じです。
さて、近畿の鉄道です。「おおさか東線」「中之島線」が開業し、「阪神なんば線」の開業間近と、近畿の鉄道は変わりつつあります。今、近畿の鉄道はどの様な状況にあるのでしょうか。最近のトピックスを取り上げ、今後の方向についても考えてみました。
第15号(2008.9.1.発行) 維持管理
皆さんは「維持管理」という言葉から何を連想するでしょうか?マイホーム、自家用車等でしょうか。または何も連想するものはありませんか。我々にとっての「維持管理」はもちろん土木構造物に対してのものです。今回特集テーマとした「維持管理」、皆さんの身体にも定期健診が必要なように土木構造物にも定期検査が必要です。その結果によっては適切な処置を施さなければなりません。これが土木構造物の「維持管理」なのです。現在、土木の世界では重要なテーマとなっています。土木構造物の「維持管理」とは一体どのようなものでしょうか。
第14号(2008.1.20.発行) ささえる土木
今回で14号となる本誌ですが、これまでは「土木」とは何か理解されていることを前提に誌面作りを行ってきました。その「土木」の中で建設コンサルタントがどのような役割を果たしているのか紹介し、一般の方々にも伝えよう。しかし、この前提条件が危ういのではと、いろんな場面で感じます。
明治時代初期、諸外国から多くの土木技術者が来日し、日本の社会資本整備のために汗を流しました。その後、我が国の土木技術者が先頭に立ち、社会資本整備を進め、快適で安全・安心な生活が営まれるようになりました。
社会資本整備が未発達であった時代は、その前後の生活環境の違いの大きさに驚き、喜ぶ人々が多く、想像するに「土木」の存在感、知名度が高かったのではないでしょうか。その後、徐々に社会資本整備が進められるとともに、驚きや喜びが減り「土木」の存在感、知名度が低下してきたのではないか・・・。今号はテーマを「ささえる土木」として「土木」を見直してみました。
明治時代初期、諸外国から多くの土木技術者が来日し、日本の社会資本整備のために汗を流しました。その後、我が国の土木技術者が先頭に立ち、社会資本整備を進め、快適で安全・安心な生活が営まれるようになりました。
社会資本整備が未発達であった時代は、その前後の生活環境の違いの大きさに驚き、喜ぶ人々が多く、想像するに「土木」の存在感、知名度が高かったのではないでしょうか。その後、徐々に社会資本整備が進められるとともに、驚きや喜びが減り「土木」の存在感、知名度が低下してきたのではないか・・・。今号はテーマを「ささえる土木」として「土木」を見直してみました。
第13号(2007.8.20.発行) 防災―雨がもたらす災害に備える
平成19年7月6日九州地方は局所的な大雨に見舞われた。気象庁では、7月に入って降り続いた大雨により、土砂災害の危険が高まっているとして、土砂災害警戒情報を出していた。熊本県は6日深夜に注意体制、さらに警戒態勢を取り、災害に備えた。熊本県美里町では、がけ崩れなどで道路が寸断され、130世帯が孤立した。住民救出のため、災害対策基本法に基づいて、陸上自衛隊に災害派遣を要請。6日中に67名を救出した。大雨の被害はさらに川を氾濫させ7日には家屋4棟が流される被害が出たが、けが人はいなかった。避難勧告により住民が自主避難し、災害に備え、人的被害を最小限に抑えた。今号は「防災~雨がもたらす災害」について考えてみた。
第12号(2007.1.15.発行) 環境世紀に生きる
「環境」というある意味で掴み所のないテーマを考える時、そのヒントを与えてくれるものとして、ジャレド・ダイアモンドの「文明崩壊」(上)(下)2巻があります。本書は、「なぜ隆盛を極めた社会が、そのまま存続できずに崩壊し滅亡していくのか?」という設問に対して、北米のアナサジ、中米のマヤ、東ポリネシアのイースター島、ビトケアン島、グリーンランドのノルウェー人入植地などを例にとって、文明繁栄による環境負荷が崩壊の契機を生み出すという指摘をしています。これらの例は、事柄が発生したのが比較的小さく限定された地域であることから環境負荷と文明崩壊の関係が理解しやすい。今号は環境を考えてみました。
第11号(2006.8.10.発行) コンクリート
明治維新の頃の日本では、コンクリートは未知の材料でした。セメント工場が明治6年に深川に建設されましたが、その頃のセメントは、石積みやレンガ積みの目地材や無筋コンクリート等に用いられるだけでした。本格的な鉄筋コンクリート構造物としては、明治36年に竣工した琵琶湖疎水の日ノ岡11号橋が第1号とされています。それから約100年、コンクリートは社会基盤を支える基礎的な材料として、さまざまに使われてきました。本号では、コンクリートの基礎からコンクリートの維持管理までを概観します。
第10号(2006.1.17.発行) 「計る、測る、量る」その2 目に見えないものをはかる・・・
2006年新春。近畿ではふたつの大きなプロジェクトが完成します。
神戸市が長年にわたって取り組んできた海上都市創生の総仕上げと位置づけられている神戸新空港開港(2月)と大阪湾ベイエリアと奈良県北西部を結び、交通の利便性を飛躍的に向上させると考えられている 「ゆめはんな」の開通(3月)です。編集委員はふたつのプロジェクト供用開始に先立ち、現地を訪れ、 取材をしてきました。
また、前号に続き「はかる」(その2)として、「目に見えないもの」のはかり方に注目し、非破壊試験と生き物を使った「はかる」をレポートしました。対象物の違いはありますが、 見えないものを可視化するのが目的という点が共通しています。
神戸市が長年にわたって取り組んできた海上都市創生の総仕上げと位置づけられている神戸新空港開港(2月)と大阪湾ベイエリアと奈良県北西部を結び、交通の利便性を飛躍的に向上させると考えられている 「ゆめはんな」の開通(3月)です。編集委員はふたつのプロジェクト供用開始に先立ち、現地を訪れ、 取材をしてきました。
また、前号に続き「はかる」(その2)として、「目に見えないもの」のはかり方に注目し、非破壊試験と生き物を使った「はかる」をレポートしました。対象物の違いはありますが、 見えないものを可視化するのが目的という点が共通しています。