クリエイトきんき(2021~) create kinki 2021-
社会に開かれた、魅力ある建設コンサルタントをわかりやすく紹介し、親しみを感じてもらえるように、発刊をしています。
他の発行号を見る
第35号(2024.10.23.発行)大阪・関西万博2025大阪のパワーで日本を元気に!!
1970年の大阪万博、当時は高度経済成長のまっただ中であり、万博の開催に合わせて、インフラ整備や街づくりが盛んに行われ、日本中が好景気に沸いていた時代でした。しかし、その後は、バブル崩壊・デフレ不況により日本経済が停滞、国際的な地位も低下し、日本の元気がどんどん失っているように感じます。
現在の働く世代の多くは、当時の万博や高度経済成長期のことは知らず、まさにこの失われた30年で生き抜いている世代かと思います。私もその内の一人です。幼少期から倒産・リストラといった暗いワードをニュースで何度も耳にしたり、大学卒業時はちょうどリーマンショック後の大不況と重なり就職難になるなど、失われた30年の厳しさを肌で感じていました。
今の時代は、少子高齢化や人口減少、SDGsなど、1970年当時と比べ社会を取り巻く環境が大きく変化しています。万博を契機に当時の活気をもう一度、という訳にはいかないと思いますが、大阪・関西万博2025が起爆剤となり、子供たちに夢や希望を与え、大阪のパワーで日本全体が再び元気になることを心より期待しています。
本号では、1970年の大阪万博を振り返りつつ、2025年の大阪・関西万博の、インフラ整備や街づくりなど様々な視点の記事をまとめました。今回の万博を皮切りに、変わってゆく未来の日本・大阪像を想像してみてはいかがでしょうか。
現在の働く世代の多くは、当時の万博や高度経済成長期のことは知らず、まさにこの失われた30年で生き抜いている世代かと思います。私もその内の一人です。幼少期から倒産・リストラといった暗いワードをニュースで何度も耳にしたり、大学卒業時はちょうどリーマンショック後の大不況と重なり就職難になるなど、失われた30年の厳しさを肌で感じていました。
今の時代は、少子高齢化や人口減少、SDGsなど、1970年当時と比べ社会を取り巻く環境が大きく変化しています。万博を契機に当時の活気をもう一度、という訳にはいかないと思いますが、大阪・関西万博2025が起爆剤となり、子供たちに夢や希望を与え、大阪のパワーで日本全体が再び元気になることを心より期待しています。
本号では、1970年の大阪万博を振り返りつつ、2025年の大阪・関西万博の、インフラ整備や街づくりなど様々な視点の記事をまとめました。今回の万博を皮切りに、変わってゆく未来の日本・大阪像を想像してみてはいかがでしょうか。
第34号(2023.10.25.発行)きんきの技術力
2023年、新型コロナウイルスによる社会的混乱がようやく落ち着きをみせたところですが、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー危機、食料危機、インフレ、為替変動が同時多発的に拡大され、日々の生活に大きな影響が及んでいます。また、脱炭素社会に向けた世界的な動きやAI技術などによるデジタル化が進展し、私たちを取り巻く環境が加速度的に変化しようとしております。
このような社会情勢の中で、人々の価値観や社会のニーズも変わっていき、建設コンサルタントに求められる技術力は、ますます高度化・多様化することになるでしょう。
本号では、技術をもって社会問題に取り組む近畿の姿を記事して取り上げました。皆さんもご一読いただき、いま社会でどのような問題が起きているのか、それに必要な技術とはなにか、本号でそのヒントが得られれば幸いです。
このような社会情勢の中で、人々の価値観や社会のニーズも変わっていき、建設コンサルタントに求められる技術力は、ますます高度化・多様化することになるでしょう。
本号では、技術をもって社会問題に取り組む近畿の姿を記事して取り上げました。皆さんもご一読いただき、いま社会でどのような問題が起きているのか、それに必要な技術とはなにか、本号でそのヒントが得られれば幸いです。
第33号(2022.10.31.発行)未来につながる社会資本整備に向けて
私が幼少の頃の日本は高度経済成長の真っただ中。東京オリンピック、大阪万博が開催され、社会資本整備をみても高速道路、新幹線など、当時の絵本に描かれた「未来の世界」が次々と実現していきました。便利で豊かな生活に向け、わき目もふらず進んでいた状況であったと思います。
その後、社会資本の整備が進むにつれ、便利さ豊かさとの引き換えに環境汚染や交通事故などが社会問題としてクローズアップされます。社会資本整備には、整備の効果に隠れた悪影響を見逃していた反省を含め、いったん立ち止まり、これまでを振り返る視点も必要であることを学びます。
また昨今、高度経済成長期に集中的に整備した社会資本が一斉に老朽化を迎え、維持管理が新規整備以上の大きな課題となっています。中には日常生活を脅かしそうな内容も含まれており、社会資本整備を取り巻く環境は、ますます多様化しています。
これらから察すると、今後の社会資本整備には、「新しい技術を駆使し夢のような社会活動を実現する」ことに加え、「これまで培った技術を今一度振り返り、今後の社会資本整備へ継承し活用できる技術を見極める」「世界に誇れる現状の生活水準を確実に後世に引き継ぐ」ことが求められているのではないでしょうか。
本号では、これら3つの役割に関連する話題を記事として取り上げました。みなさんは今後の社会資本整備について、どのように感じられますか。
その後、社会資本の整備が進むにつれ、便利さ豊かさとの引き換えに環境汚染や交通事故などが社会問題としてクローズアップされます。社会資本整備には、整備の効果に隠れた悪影響を見逃していた反省を含め、いったん立ち止まり、これまでを振り返る視点も必要であることを学びます。
また昨今、高度経済成長期に集中的に整備した社会資本が一斉に老朽化を迎え、維持管理が新規整備以上の大きな課題となっています。中には日常生活を脅かしそうな内容も含まれており、社会資本整備を取り巻く環境は、ますます多様化しています。
これらから察すると、今後の社会資本整備には、「新しい技術を駆使し夢のような社会活動を実現する」ことに加え、「これまで培った技術を今一度振り返り、今後の社会資本整備へ継承し活用できる技術を見極める」「世界に誇れる現状の生活水準を確実に後世に引き継ぐ」ことが求められているのではないでしょうか。
本号では、これら3つの役割に関連する話題を記事として取り上げました。みなさんは今後の社会資本整備について、どのように感じられますか。
第32号(2021.10.14.発行)きんきの元気
1年前に発行された31号の巻頭文は、コロナ一色の内容を書いたと記憶しています。
あれから1年が経ちましたが、この間緊急事態宣言が何回も発令され、ワクチン接種は進んでいるものの、より感染力の強い「変異株」が発生するなど、コロナとの戦いは一進一退を繰り返し、「光が見えた」とは言い難い状況ではないでしょうか。密集や移動を制限された生活が続き、特に飲食や観光に携わる方々は経済的に大きな打撃を受けるとともに、一般の人々にとってもストレスを抱えながらの生活が続いています。
また、このような状況にも関わらず、毎年のように想定外の豪雨による土砂災害や河川の氾濫、異常気象による熱中症など、安全な暮らしを脅かす状況が生じています。「想定外」という言葉がもはや想定内であると感じます。
コロナ禍を乗り越え、これまで以上に楽しく安全に暮らし、集い、話し、食べ、飲み、歌い、買い、移動し、観て、将来の夢や希望、不満や愚痴、ボケや突っ込みを「うだうだ」と話せる日々が訪れることを切に希望するとともに、そのために社会資本整備は最新の技術を駆使して一役も二役も担う必要があると感じています。
本号では、賑わいと活気にあふれ安全で元気な近畿をとり戻すことを願い、記事を構成しました。将来の元気な近畿を心に描いていただければ幸いです。
あれから1年が経ちましたが、この間緊急事態宣言が何回も発令され、ワクチン接種は進んでいるものの、より感染力の強い「変異株」が発生するなど、コロナとの戦いは一進一退を繰り返し、「光が見えた」とは言い難い状況ではないでしょうか。密集や移動を制限された生活が続き、特に飲食や観光に携わる方々は経済的に大きな打撃を受けるとともに、一般の人々にとってもストレスを抱えながらの生活が続いています。
また、このような状況にも関わらず、毎年のように想定外の豪雨による土砂災害や河川の氾濫、異常気象による熱中症など、安全な暮らしを脅かす状況が生じています。「想定外」という言葉がもはや想定内であると感じます。
コロナ禍を乗り越え、これまで以上に楽しく安全に暮らし、集い、話し、食べ、飲み、歌い、買い、移動し、観て、将来の夢や希望、不満や愚痴、ボケや突っ込みを「うだうだ」と話せる日々が訪れることを切に希望するとともに、そのために社会資本整備は最新の技術を駆使して一役も二役も担う必要があると感じています。
本号では、賑わいと活気にあふれ安全で元気な近畿をとり戻すことを願い、記事を構成しました。将来の元気な近畿を心に描いていただければ幸いです。