V型主塔を有する鋼斜張橋の設計と計画

樺キ大 ○ 野本 昌弘

論文要旨

 形式として世界初のV型主塔を有する鋼斜張橋を選定した経緯ならびに計画概要を述べた。
 橋梁形式の選定にあたり「日本海道の橋」「九頭竜川の橋」「三国の橋」という3つの基本理念をもとに,構造物としての美しさ,周辺環境との調和,シンボル性等の視点で評価を行い,構造性・経済性について詳細な検討を加え最適形式としてV主塔の鋼斜張橋とした。さらに,「日本海の夕日に映える橋」としてデザイン面からの検討を加え,シルエットの美しい橋を目指した。

キーワード

新しい吊り形式,世界初,V型主塔,6径間連続鋼斜張橋