パソコンによるボーリングデータの迅速処理と地盤状況把握

京福コンサルタント梶@ 鳥居 直也

論文要旨

 地質調査業務における調査データを、電子データとして解析考察や報告書作成に活用することにより、作業の大幅な効率化が図れる。この一環として、ボーリング柱状図のデータファイルを直接読み込んで、これを自動的に報告文章化したり、地盤モデルを半自動的に作成して各種解析を行うシステムを整備したところ、作業効率アップや技術営業・対外アピールに大きく寄与している。
 その反面、自然科学に最も重要な分析力が、便利さが災いして低下するといったジレンマも発生しており、技術者としての基礎勉強の重要性が再認識される。

キーワード

パソコン,ボーリング柱状図,電子データ活用