2号武庫大橋の修復とその後

五洋設計株式会社 ○ 佐々木富雄
藤原   純
眞茅慎一郎

論文要旨

 国道2号武庫大橋は、大正8年に大阪府と兵庫県が、国庫補助により阪神国道改築工事の一環として着手し、大正15年3月に完成を見た。橋長207m、幅員20.9m、中央径間は6径間連続固定アーチ橋である。その後、昭和33年に国道は建設省の直轄のもととなるが、特に高欄の損傷、欠落が著しいため昭和63年度に補修への現況調査を開始し、平成5年度に本橋修復並びに周辺整備を含め完成をみる。総事業費7億円を要した。
 その2年後の平成7年1月に阪神大震災にあうが問題となる変状は全く見受けられず今日に至っている。これらの状況を踏え2号武庫大橋のような構造系、歴史性等を有する橋梁の保全のあり方を一考察する。

キーワード

歴史的橋梁、耐震構造、保全構造物の判定法、ライトアップ実験、大正デザイン