河川環境整備の一方策、多自然型川づくりのあり方について

轄総ロ技術コンサルタント ○ 飯田 章

論文要旨

 本論文は兵庫県神戸土木事務所からの委託により、平成10年度から平成11年度にかけて行った明石川水系明石川多自然型整備実施設計の内容を紹介するものである。河川環境整備の一方策として最近行われている多自然型整備や明石川の現状、事前の生態関連調査を踏まえた上で、明石川(当社設計区間)における多自然型川づくりにはどのようなものが望まれており、どのような河川環境を創り出す必要があるかについて検討を行ったものである。
 検討の結果、通常河川にあって明石川に欠けているものが瀬と淵である結論に達した。本業務は明石川の瀬と淵の再生、保全の方策等を立案及び計画し多自然型整備による環境保全、生態系の回復を図ったものである。

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