軽量コンクリートを用いたPC下路桁の設計・施工

ジェイアール西日本コンサルタンツ ○ 加島 大地

瀧本 昌一

西日本旅客鉄道 前田 友章

論文要旨

 従来、軽量コンクリートはポンプ圧送性や耐久性等、主に軽量骨材の物性(吸水特性)から生ずる問題が指摘されてきたが、近年新しい軽量骨材(高性能軽量骨材)が開発され、これらの問題点は大幅に改善されている。JR山陽本線加古川高架の尾上小野線架道橋工事において、この高性能軽量骨材を用いたPC下路桁を採用した。本稿では、普通コンクリートを採用した場合との比較設計を中心に、本架道橋の設計・施工の概要について報告する。

キーワード

軽量コンクリート、高性能軽量骨材、PC下路桁、加古川高架