高知高架 若松町比島架道橋の構造計画について

四国開発建設梶@      鈴木 悟

潟gーニチコンサルタント  藤原 毅

同上       ○坂岡和寛

論文要旨

 高知駅は、高知市並びに高知県にとって高知空港とともに表玄関であると同時に、都市の顔としての役割も果たしている。今回、都市交通の円滑化と都市の健全な発展を期するため高知駅を中心とするJR土讃線約4kmを高架化することとなった。

 また、地域整備として、第4種第1級の都市計画道路若松町比島線が計画され、高架化するJR土讃線と交差する。

 若松町比島線架道橋は高架切換部に位置し、線間が狭いため工事桁を用いたままで高架橋を供用し、計画道路も高架橋切換後道路工事を進め供用することとなっていた。しかし、計画道路のアプローチ部の建設計画が確定したことから、高架完成前、現在線の状態で暫定供用できれば当初計画に比べ数年供用開始を早めることが可能であり、地域住民の利便性向上につながることになる。

 本稿は、高架切換前に暫定供用することに決定した架道橋付近の構造計画について述べるものである。

 

キーワード

高架化事業,架道橋,高架切換