押出し施工によるPC箱桁橋の工期短縮と安全対策

日本建設コンサルタント梶@ 高井久一

同上       ○河辺剛士

論文要旨

 幹線道路の交差点を跨ぐ高架橋の施工において、全支保工による現場打ち施工により、長期にわたり高さ制限の交通規制を行うことはできる限り避けるべきである。そこで、交通規制が少なく、高さ制限が伴わない架設工法の提案を行った。規制時間・規制範囲を明確にし、PC箱桁橋と鋼箱桁橋の2種類について最適架設工法である押出し(送出し)架設で比較を行い、押出し長さを短くすることで規制期間の短縮を図った。これにより、現場打ち施工による交通規制期間の6ヶ月を4日間に短縮でき、高さ制限がなく安全な施工を実現した。

 

キーワード

押出し架設,安全対策,工期短縮,交通規制,夜間架設