研究発表会 research
第56回(令和5年度)研究発表会
令和5年11月7日(火)、大阪科学技術センターにて建コン協近畿支部会員の技術力向上、技術交流、技術者の能力向上を目的として第56回研究発表会を開催しました。
建コン協近畿支部会員や官公庁、大学の関係者など約530名の参加があり、支部会員の一般発表53編、3年ぶりの学生発表に14編、39編のポスター発表や委員会活動報告、ワークショップ、特別講演を行いました。
冒頭の開会において山林支部長より「発表会は会員企業の技術力の向上と積極的な交流、個人の能力向上を目指して毎年開催している。56回目を迎えるが、近畿支部の中で歴史のある重要な事業だ」と挨拶がありました。
一般論文発表、学生発表共に興味深い研究発表が行われ、委員会主催では社会資産共有委員会のパネル・映像展示、環境安全委員会の活動報告、BCP委員会の香川大学白木渡名誉教授の講演とワークショップ「事業継続計画(BCP)の新展開~心のレジリエンス強化に向けて~」、ICT研究委員会、道路研究委員会インフラメンテナンス研究委員会Ⅱ、河川研究委員会、高速道路委員会阪神高速WGの活動報告、働き方研究委員会の活動展示、魅力発信委員会の川柳展示や建設コンサルタントのCM映像と活発な委員会活動報告等が行われました。
特別講演は、近畿地方整備局企画部の田中徹技術調整管理官による「建設コンサルタントをとりまく最近の話題」、大阪公立大学大学院工学研究科の嘉名光市教授による「大阪・関西万博を契機としたまちづくり~御堂筋を中心として」の2講演を行いました。
最後に表彰式を行い、山林支部長が各部門の受賞者に表彰状を手渡し、栄誉を称えました。
一般論文発表の最優秀賞を受賞した倉田氏(建設技術研究所)は「これからも日々自己研さんに努め、建設コンサルタントの技術者として社会貢献していきたい」とコメントされました。
最後に、研究発表会参加者、論文執筆発表者、特別講演講師、審査員、研究発表委員会、近畿支部役員・参与など多くの関係者の協力により開催できたことを感謝いたします。
建コン協近畿支部会員や官公庁、大学の関係者など約530名の参加があり、支部会員の一般発表53編、3年ぶりの学生発表に14編、39編のポスター発表や委員会活動報告、ワークショップ、特別講演を行いました。
冒頭の開会において山林支部長より「発表会は会員企業の技術力の向上と積極的な交流、個人の能力向上を目指して毎年開催している。56回目を迎えるが、近畿支部の中で歴史のある重要な事業だ」と挨拶がありました。
一般論文発表、学生発表共に興味深い研究発表が行われ、委員会主催では社会資産共有委員会のパネル・映像展示、環境安全委員会の活動報告、BCP委員会の香川大学白木渡名誉教授の講演とワークショップ「事業継続計画(BCP)の新展開~心のレジリエンス強化に向けて~」、ICT研究委員会、道路研究委員会インフラメンテナンス研究委員会Ⅱ、河川研究委員会、高速道路委員会阪神高速WGの活動報告、働き方研究委員会の活動展示、魅力発信委員会の川柳展示や建設コンサルタントのCM映像と活発な委員会活動報告等が行われました。
特別講演は、近畿地方整備局企画部の田中徹技術調整管理官による「建設コンサルタントをとりまく最近の話題」、大阪公立大学大学院工学研究科の嘉名光市教授による「大阪・関西万博を契機としたまちづくり~御堂筋を中心として」の2講演を行いました。
最後に表彰式を行い、山林支部長が各部門の受賞者に表彰状を手渡し、栄誉を称えました。
一般論文発表の最優秀賞を受賞した倉田氏(建設技術研究所)は「これからも日々自己研さんに努め、建設コンサルタントの技術者として社会貢献していきたい」とコメントされました。
最後に、研究発表会参加者、論文執筆発表者、特別講演講師、審査員、研究発表委員会、近畿支部役員・参与など多くの関係者の協力により開催できたことを感謝いたします。

最優秀賞 受賞者
倉田侑征(くらたゆきまさ)/株式会社建設技術研究所
受賞コメント
最優秀賞という栄誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。
今回の研究発表会では、ダム管理DXをテーマに発表をさせていただきました。
近年、少子化により人材不足が進行する一方で、ダム管理の現場では日々広大な敷地の巡視・点検や、大規模出水時には異常洪水時防災操作等の高度な放流操作が求められています。こうした課題に対して、AIによる自動異常検知モデルの構築、またクラウド環境にプラットフォームを設置し、長期予測雨量やダム諸量等をリアルタイムで情報共有可能とすることで、解決を図りました。
社会情勢の変化や水害の激甚化により、この先も様々な課題が生じ、それらに対応できる新技術の開発、適用が求められることが予想されます。今後も建設コンサルタントの技術者として自己研鑽を重ね、社会的課題を解決できるよう努めたいと思います。
最後になりますが、本研究発表会の企画、運営に携わられた皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
今回の研究発表会では、ダム管理DXをテーマに発表をさせていただきました。
近年、少子化により人材不足が進行する一方で、ダム管理の現場では日々広大な敷地の巡視・点検や、大規模出水時には異常洪水時防災操作等の高度な放流操作が求められています。こうした課題に対して、AIによる自動異常検知モデルの構築、またクラウド環境にプラットフォームを設置し、長期予測雨量やダム諸量等をリアルタイムで情報共有可能とすることで、解決を図りました。
社会情勢の変化や水害の激甚化により、この先も様々な課題が生じ、それらに対応できる新技術の開発、適用が求められることが予想されます。今後も建設コンサルタントの技術者として自己研鑽を重ね、社会的課題を解決できるよう努めたいと思います。
最後になりますが、本研究発表会の企画、運営に携わられた皆様に心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
ギャラリー
第55回(令和4年度) 研究発表会
令和4年10月14日(金)、大阪科学技術センターにて建コン協近畿支部会員の技術力向上、技術交流、技術者の能力向上を目的として第55回研究発表会を開催しました。
過去2年はコロナ禍のため集会での開催ができませんでしたが、今年度は感染対策を徹底したうえで、ほぼコロナ禍以前の形式で開催できました。また、コロナ禍での開催の際に始めた動画配信も引き続き行い、遠方の方も視聴できるよう用意しました。
今年度は支部会員の一般発表57編、入社3年以内の社員によるポスター発表30編、委員会主催では社会資産共有委員会の映像展示、環境安全委員会の報告、BCP 委員会:香川大学白木先生の講演とワークショップ、ICT研究委員会の報告、道路研究委員会の報告、インフラメンテナンス研究委員会Ⅱの報告、河川研究委員会の報告、働き方研究委員会のアンケート調査と掲示物展示、魅力発信委員会の川柳や映像展示と活発な委員会活動の報告等が行われました。
特別講演は、国土交通省 近畿地方整備局 技術調整管理官 堤英彰氏による「建設コンサルタントをとりまく現状」、立命館大学教授 野村泰稔氏による「AI/機械学習の研究動向と建設維持管理分野への応用展開」の2 講演を行いました。
一般発表とポスター発表については、近畿支部ホームページにてアブストラクトを公開中であり、後日、研究発表状況、特別講演を動画に編集し近畿支部ホームページで公開する予定です。
次年度に土木学会関西支部の年次学術講演会と協力した形で研究発表会を行う予定となっており、、手始めに来月開催の建設技術展2022 近畿の土木学会関西支部イベントにおいて、本研究発表会のポスター発表の優秀発表者が発表する場をいただけました。建設コンサルタントの魅力をアピールでき、特に学生に対し理解を深めてもらえる、よい機会になると考えています。
最後に、研究発表会参加者、論文執筆発表者、特別講演講師、審査員、研究発表委員会、近畿支部役員・参与など多くの関係者の協力により開催できたことを感謝いたします。
過去2年はコロナ禍のため集会での開催ができませんでしたが、今年度は感染対策を徹底したうえで、ほぼコロナ禍以前の形式で開催できました。また、コロナ禍での開催の際に始めた動画配信も引き続き行い、遠方の方も視聴できるよう用意しました。
今年度は支部会員の一般発表57編、入社3年以内の社員によるポスター発表30編、委員会主催では社会資産共有委員会の映像展示、環境安全委員会の報告、BCP 委員会:香川大学白木先生の講演とワークショップ、ICT研究委員会の報告、道路研究委員会の報告、インフラメンテナンス研究委員会Ⅱの報告、河川研究委員会の報告、働き方研究委員会のアンケート調査と掲示物展示、魅力発信委員会の川柳や映像展示と活発な委員会活動の報告等が行われました。
特別講演は、国土交通省 近畿地方整備局 技術調整管理官 堤英彰氏による「建設コンサルタントをとりまく現状」、立命館大学教授 野村泰稔氏による「AI/機械学習の研究動向と建設維持管理分野への応用展開」の2 講演を行いました。
一般発表とポスター発表については、近畿支部ホームページにてアブストラクトを公開中であり、後日、研究発表状況、特別講演を動画に編集し近畿支部ホームページで公開する予定です。
次年度に土木学会関西支部の年次学術講演会と協力した形で研究発表会を行う予定となっており、、手始めに来月開催の建設技術展2022 近畿の土木学会関西支部イベントにおいて、本研究発表会のポスター発表の優秀発表者が発表する場をいただけました。建設コンサルタントの魅力をアピールでき、特に学生に対し理解を深めてもらえる、よい機会になると考えています。
最後に、研究発表会参加者、論文執筆発表者、特別講演講師、審査員、研究発表委員会、近畿支部役員・参与など多くの関係者の協力により開催できたことを感謝いたします。

受賞者
坂口直晃(さかぐちなおあき)/株式会社オリエンタルコンサルタンツ
受賞コメント
この度は栄誉ある最優秀賞を頂き、有難うございました。
近年、増々厳しくなる制約条件下で橋梁の保全事業を進める基礎自治体においては、事後保全対策を円滑・確実に完了させることが大きな課題となっています。
この課題に対し、平成30年度より産学官を交えた制度検討会にて審議を重ね、新たにECI方式(田原本町仕様)と、その次の段階として包括的発注の仕組み構築・試行業務に取り組んできました。
これらの試みは建設コンサルタントとして大きな挑戦であったことと、基礎自治体における橋梁の予防保全型維持管理の実現に向けた大きな一歩であったことから、ぜひ発表させていただきたく執筆しました。
これからも挑戦・研鑽を重ね、建設コンサルタントとして強く社会に貢献していきたいと思います。
最後に、この度は貴重な研究発表会の機会を頂きまして誠にありがとうございました。運営に携わる関係者皆様方に心より御礼申し上げます。
近年、増々厳しくなる制約条件下で橋梁の保全事業を進める基礎自治体においては、事後保全対策を円滑・確実に完了させることが大きな課題となっています。
この課題に対し、平成30年度より産学官を交えた制度検討会にて審議を重ね、新たにECI方式(田原本町仕様)と、その次の段階として包括的発注の仕組み構築・試行業務に取り組んできました。
これらの試みは建設コンサルタントとして大きな挑戦であったことと、基礎自治体における橋梁の予防保全型維持管理の実現に向けた大きな一歩であったことから、ぜひ発表させていただきたく執筆しました。
これからも挑戦・研鑽を重ね、建設コンサルタントとして強く社会に貢献していきたいと思います。
最後に、この度は貴重な研究発表会の機会を頂きまして誠にありがとうございました。運営に携わる関係者皆様方に心より御礼申し上げます。
ギャラリー
第54回(令和3年度) 研究発表会
令和3年10月5日(火)、第54回研究発表会を開催しました。
開会挨拶にて吉津支部長より「われわれ建設コンサルタントは、優れた技術で良質な社会インフラを構築し、社会に安全・安心を与える大きな役割を担っている。その役割を果たすために技術を磨き、努力し続ける必要がある。激甚化する自然災害に対して防災・減災、国土強靱化の取り組みを進め、社会インフラの老朽化に適切に対応しないといけない。DXやカーボンニュートラル、グリーンインフラへの対応など建設コンサルタントの役割は日々拡大し多様化している。研究発表会が新しい技術への取り組みや、世の中にニーズにどう適合させるかの気づきを得る機会にしてほしい」と挨拶がありました。
従来の研究発表会は発表者、聴講者が会場に集合し約1000人ほど集まる近畿支部随一の行事でしたが、コロナ禍のため、個人発表(建設コンサルタント技術者による一般論文発表53編、若手技術者によるプレゼンテーション発表50編)は聴講者なしで実施し、昨年度開催時のアンケートにて集合研修を要望する意見があったことから、特別講演2題および道路研究委員会(提言2020近畿推進特別委員会報告含む)とICT研究委員会の活動報告については聴講者を入れ開催しました。
特別講演は、近畿地方整備局の増田安弘技術調整管理官による「建設コンサルタントをとりまく現状」、大西有三京都大学名誉教授による「建設コンサルタントに望まれる建設DXへの様々な取り組みについて」を開催しました。
また、個人発表と特別講演・委員会報告は動画撮影を行い、後日HPで公開し、研究発表会としては初めてのハイブリッド型での開催となりました。
開会挨拶にて吉津支部長より「われわれ建設コンサルタントは、優れた技術で良質な社会インフラを構築し、社会に安全・安心を与える大きな役割を担っている。その役割を果たすために技術を磨き、努力し続ける必要がある。激甚化する自然災害に対して防災・減災、国土強靱化の取り組みを進め、社会インフラの老朽化に適切に対応しないといけない。DXやカーボンニュートラル、グリーンインフラへの対応など建設コンサルタントの役割は日々拡大し多様化している。研究発表会が新しい技術への取り組みや、世の中にニーズにどう適合させるかの気づきを得る機会にしてほしい」と挨拶がありました。
従来の研究発表会は発表者、聴講者が会場に集合し約1000人ほど集まる近畿支部随一の行事でしたが、コロナ禍のため、個人発表(建設コンサルタント技術者による一般論文発表53編、若手技術者によるプレゼンテーション発表50編)は聴講者なしで実施し、昨年度開催時のアンケートにて集合研修を要望する意見があったことから、特別講演2題および道路研究委員会(提言2020近畿推進特別委員会報告含む)とICT研究委員会の活動報告については聴講者を入れ開催しました。
特別講演は、近畿地方整備局の増田安弘技術調整管理官による「建設コンサルタントをとりまく現状」、大西有三京都大学名誉教授による「建設コンサルタントに望まれる建設DXへの様々な取り組みについて」を開催しました。
また、個人発表と特別講演・委員会報告は動画撮影を行い、後日HPで公開し、研究発表会としては初めてのハイブリッド型での開催となりました。

受賞者
原田紹臣(はらだのりお)/三井共同建設コンサルタント株式会社
受賞コメント
このたびは、名誉ある最優秀賞を授与頂き、ありがとうございました。
近年、増々厳しくなる制約条件下で橋梁の保全事業を進める基礎自治体においては、事後保全対策を円滑・確実に完了させることが大きな課題となっています。
近年、林業の衰退による山林の荒廃や、地球温暖化の影響を受けた集中豪雨に伴って発生した流木流出により多大な被害が報告されており、今後、更なる流木対策の実施等が重要であると考えられています。
一方、山地から下流域まで含めた総合的流域における流木対策の推進が示され、流域全体における合理的な流木対策が急務な課題となっています。
しかしながら、山地での流木対策、橋梁における流木閉塞対策、下流河川区域における流木対策等の様に、行政や管理者毎で個別に議論されてきているのが現状です。
今回、既往研究等を参考に、これまで殆ど議論されてこなかった流域全体における事業分野(例えば、治山分野、砂防・河川分野、道路等の交通分野、沿岸域での事業分野等)に応じた具体的な流木対策に関して、参考となる考え方や留意点について執筆しました。
本稿が、今後の建設コンサルタント技術者が流木対策について検討する際の一助となれば幸いです。
近年、増々厳しくなる制約条件下で橋梁の保全事業を進める基礎自治体においては、事後保全対策を円滑・確実に完了させることが大きな課題となっています。
近年、林業の衰退による山林の荒廃や、地球温暖化の影響を受けた集中豪雨に伴って発生した流木流出により多大な被害が報告されており、今後、更なる流木対策の実施等が重要であると考えられています。
一方、山地から下流域まで含めた総合的流域における流木対策の推進が示され、流域全体における合理的な流木対策が急務な課題となっています。
しかしながら、山地での流木対策、橋梁における流木閉塞対策、下流河川区域における流木対策等の様に、行政や管理者毎で個別に議論されてきているのが現状です。
今回、既往研究等を参考に、これまで殆ど議論されてこなかった流域全体における事業分野(例えば、治山分野、砂防・河川分野、道路等の交通分野、沿岸域での事業分野等)に応じた具体的な流木対策に関して、参考となる考え方や留意点について執筆しました。
本稿が、今後の建設コンサルタント技術者が流木対策について検討する際の一助となれば幸いです。
ギャラリー
第53回(令和2年度) 研究発表会
令和2年10月1日、ドーンセンターで「第53回研究発表会」を開催しました。今年度は従来のような集会型での発表スタイルではなく、新型コロナウイルス感染症対策を考慮し、支部会員や学生による発表者と審査員、研究発表委員会など関係者のみの出席に限定、各発表を録画し後日ホームページで配信するウェブ方式で実施しました。(例年実施していた研究委員会発表、サロン、CM総選挙といった関連イベントは中止)
ドーンセンター内の8会場で行われた特別講演と各発表者の動画は期間限定で支部ホームページで配信し、日本全国の技術者が視聴しました。
開会挨拶にて、吉津支部長は「コロナ禍で開催が危ぶまれたが、半世紀以上にわたり続いている伝統ある行事を何とか開催しようと方法を考えウェブ配信で行うことになった。政府の緊急事態宣言で、リモートワークやウェブ会議などを余儀なくされた。今やポストコロナの必須アイテムとなった。こうしたシステムで話し続けるのは不安になるが、今後はいかに自分の伝えたいことを正確に伝え、質疑もうまく応じるかが重要になる。発表会をこうしたことの練習の場としても使ってほしい。有意義なものになるよう祈念している」と挨拶しました。
今年度は一般論文発表54編、若手技術者によるプレゼンテーション発表39編、学生発表7編の計100編が発表されました。
増田安弘近畿地方整備局企画部技術調整管理官が「建設コンサルタントをとりまく最近の話題」、高橋良和京都大学教授が「地震国の構造デザイン創生における建設コンサルタントへの期待」をテーマとして特別講演を行っていただきました。
閉会挨拶にて、久後雅治技術部会長は「動画配信を行うため、昨年と異なり発表しづらかったと思うが大変立派な発表だった」と挨拶しました。
ドーンセンター内の8会場で行われた特別講演と各発表者の動画は期間限定で支部ホームページで配信し、日本全国の技術者が視聴しました。
開会挨拶にて、吉津支部長は「コロナ禍で開催が危ぶまれたが、半世紀以上にわたり続いている伝統ある行事を何とか開催しようと方法を考えウェブ配信で行うことになった。政府の緊急事態宣言で、リモートワークやウェブ会議などを余儀なくされた。今やポストコロナの必須アイテムとなった。こうしたシステムで話し続けるのは不安になるが、今後はいかに自分の伝えたいことを正確に伝え、質疑もうまく応じるかが重要になる。発表会をこうしたことの練習の場としても使ってほしい。有意義なものになるよう祈念している」と挨拶しました。
今年度は一般論文発表54編、若手技術者によるプレゼンテーション発表39編、学生発表7編の計100編が発表されました。
増田安弘近畿地方整備局企画部技術調整管理官が「建設コンサルタントをとりまく最近の話題」、高橋良和京都大学教授が「地震国の構造デザイン創生における建設コンサルタントへの期待」をテーマとして特別講演を行っていただきました。
閉会挨拶にて、久後雅治技術部会長は「動画配信を行うため、昨年と異なり発表しづらかったと思うが大変立派な発表だった」と挨拶しました。

受賞者
野竹壮一郎/パシフィックコンサルタンツ株式会社
受賞コメント
このたびは、最優秀賞を授与いただき、ありがとうございました。
これまで、自転車関連業務に携わってきましたが、自転車に対する取組みは、他の交通モードと比較して優先度が低いことが多く、予算も少ないことから後回しになっており、なんとかしたいと思っておりました。
法整備により、自転車活用の機運が高まったことで、多くの自治体で取組みが進められるようになってきましたが、本当の意味での“自転車活用”にはまだまだ不十分だと感じていたところで、コロナ襲来により、一気に自転車活用が加速するのではないかと思っています。
この追い風に乗るために、今だからこそ誰もが安全・安心・快適に走行できる“自転車道”について考えるときだと思い、価値を見直すきっかけとして本論文を執筆いたしました。
本論文をきっかけに自転車道整備が進むことを期待しています。
これまで、自転車関連業務に携わってきましたが、自転車に対する取組みは、他の交通モードと比較して優先度が低いことが多く、予算も少ないことから後回しになっており、なんとかしたいと思っておりました。
法整備により、自転車活用の機運が高まったことで、多くの自治体で取組みが進められるようになってきましたが、本当の意味での“自転車活用”にはまだまだ不十分だと感じていたところで、コロナ襲来により、一気に自転車活用が加速するのではないかと思っています。
この追い風に乗るために、今だからこそ誰もが安全・安心・快適に走行できる“自転車道”について考えるときだと思い、価値を見直すきっかけとして本論文を執筆いたしました。
本論文をきっかけに自転車道整備が進むことを期待しています。
ギャラリー
第52回(令和元年度) 研究発表会
令和元年10月3日、大阪市西区の大阪科学技術センターで、会員企業の技術力の向上、技術の交流などを目的に「第52回研究発表会」を開催しました。
開会式で、吉津支部長が「激甚・広域化する災害を始め老朽化した社会インフラ、そして働き方改革にも対応が求められる中、論文発表のタイトルには時代を先取りしニーズを捉えたテーマが多く見られる。レジリエンスやストックマネジメント、ICT(情報通信技術)、AI(人工知能)などの言葉が並び、まさに時代のニーズをとらえた研究をされていると心強く思った。研究発表会を機に切磋琢磨して技術を磨き、技術者同士の連携も深めていただき、国民の期待にしっかり応えられる技術者になってほしい」とあいさつしました。
令和元年度は、一般発表(構造系、河川系、土質系、環境系、計画・交通系)52編、入社2年目までの若手技術者によるポスター発表42編、学生の研究成果発表10編の計104編の発表を行い、約800名の参加者がありました。
会場では各研究発表に加え、支部委員会活動の成果も発表しました。インフラメンテナンス研究委員会、ICT研究委員会、道路研究委員会による中間報告の他、働き方研究委員会では、座談会型式のワークショップを開催し「休めていますか?帰れていますか?」との「お題」をきっかけに、グループごとに解決策について討議しました。BCP委員会はBCP研究の第一人者・白木渡香川大特任教授を招き、ワークショップや講演会を実施しました。また、 若手技術者が作成した約1分の動画で建設コンサルタントの仕事をアピールするコンテスト「CM総選挙」には7社から8編の動画がエントリーされ、当日の参加者が投票を行いました。
特別講演では近畿地方整備局企画部 宮川技術調整管理官による「建設コンサルタントをめぐる諸情勢」、白木渡香川大学特任教授が企画講演「建設コンサルタントに求められるBCP及びDCP活動」、福和伸夫名古屋大学教授・減災連携研究センター長が「南海トラフ地震にどう立ち向かうか」をテーマに講演していただきました。
表彰式では、審査委員長の久後雅治技術部会長より「CM総選挙は4年目を迎え、応募者は多忙な業務の中で本当に魅力あるCMを作っていただいた。研究発表は多面的な検討や検証がなされた論文が多く、現状の課題に対応した素晴らしい内容だった」と講評があり、研究発表では中央復建コンサルタンツの芦野洸介氏が最優秀賞を受賞しました。建設コンサルタントの魅力を発信する「CM総選挙」でも応募8社の中から、中央復建コンサルタンツが最優秀賞に選ばれました。吉津支部長が各部門の受賞者とCM総選挙で入賞した4社の代表者に表彰状を手渡し、栄誉を称えました。
閉会に当たり崎本繁治副支部長は「他の支部では類を見ない、支部最大のイベント。私たちに課せられた課題は多いが、コンサルタント業界を良くしていくためにさらに魅力ある団体にしていきたい」と締めくくりました。
開会式で、吉津支部長が「激甚・広域化する災害を始め老朽化した社会インフラ、そして働き方改革にも対応が求められる中、論文発表のタイトルには時代を先取りしニーズを捉えたテーマが多く見られる。レジリエンスやストックマネジメント、ICT(情報通信技術)、AI(人工知能)などの言葉が並び、まさに時代のニーズをとらえた研究をされていると心強く思った。研究発表会を機に切磋琢磨して技術を磨き、技術者同士の連携も深めていただき、国民の期待にしっかり応えられる技術者になってほしい」とあいさつしました。
令和元年度は、一般発表(構造系、河川系、土質系、環境系、計画・交通系)52編、入社2年目までの若手技術者によるポスター発表42編、学生の研究成果発表10編の計104編の発表を行い、約800名の参加者がありました。
会場では各研究発表に加え、支部委員会活動の成果も発表しました。インフラメンテナンス研究委員会、ICT研究委員会、道路研究委員会による中間報告の他、働き方研究委員会では、座談会型式のワークショップを開催し「休めていますか?帰れていますか?」との「お題」をきっかけに、グループごとに解決策について討議しました。BCP委員会はBCP研究の第一人者・白木渡香川大特任教授を招き、ワークショップや講演会を実施しました。また、 若手技術者が作成した約1分の動画で建設コンサルタントの仕事をアピールするコンテスト「CM総選挙」には7社から8編の動画がエントリーされ、当日の参加者が投票を行いました。
特別講演では近畿地方整備局企画部 宮川技術調整管理官による「建設コンサルタントをめぐる諸情勢」、白木渡香川大学特任教授が企画講演「建設コンサルタントに求められるBCP及びDCP活動」、福和伸夫名古屋大学教授・減災連携研究センター長が「南海トラフ地震にどう立ち向かうか」をテーマに講演していただきました。
表彰式では、審査委員長の久後雅治技術部会長より「CM総選挙は4年目を迎え、応募者は多忙な業務の中で本当に魅力あるCMを作っていただいた。研究発表は多面的な検討や検証がなされた論文が多く、現状の課題に対応した素晴らしい内容だった」と講評があり、研究発表では中央復建コンサルタンツの芦野洸介氏が最優秀賞を受賞しました。建設コンサルタントの魅力を発信する「CM総選挙」でも応募8社の中から、中央復建コンサルタンツが最優秀賞に選ばれました。吉津支部長が各部門の受賞者とCM総選挙で入賞した4社の代表者に表彰状を手渡し、栄誉を称えました。
閉会に当たり崎本繁治副支部長は「他の支部では類を見ない、支部最大のイベント。私たちに課せられた課題は多いが、コンサルタント業界を良くしていくためにさらに魅力ある団体にしていきたい」と締めくくりました。
ギャラリー
第52回(令和元年度)研究発表会 受賞者
- 一般論文発表 最優秀賞
-
- 「AI解析ソフトによるフクロウの音声解析の有用性に関する検討」芦野洸介(中央復建コンサルタンツ)
- 一般発表 優秀賞 2編
-
- 「コスト縮減を図ったスマートインターチェンジ計画重量物輸送車両の通行における既設橋梁の安全性検証」中本啓太(オリエンタルコンサルタンツ)
- 「流木の流出特性を考慮した流木対策に向けた提案」原田紹臣(三井共同建設コンサルタント)
- 一般発表 奨励賞 11編
-
- 「ダム門柱のFEMモデルを用いた動的解析による耐震性能照査」傅斌(エイト日本技術開発)
- 「下部構造の地震後の修復性に着目した橋の限界状態の設定と課題点」板井達志(長大)
- 「三重県内におけるラウンドアバウトの導入検討」市橋蒼(国際航業)
- 「大型台風接近時における排水トンネルのメタンガス発生機構」若本達也(建設技術研究所)
- 「平成30年7月豪雨災害現場への迅速・簡易で低廉な斜面観測システムの導入」戎谷遵(国土防災技術)
- 「砂防関係施設の維持管理における既存点検結果を用いた分析手法に関する提案」原田紹臣(三井共同建設コンサルタント)
- 「3次元測量を踏まえた特徴的な治水施設の水理的評価」松浦祐樹(八千代エンジニヤリング)
- 「堤防植生の効率的な機能保持に向けた低草丈草種による植生転換の導入について」塩見真矢(日本工営)
- 「支承交換手法の一考察」松浦圭吾(ジェイアール西日本コンサルタンツ)
- 「情報提供による周遊行動の変容効果について」高橋千佳(オリエンタルコンサルタンツ)
- 「交差点近接箇所におけるラウンドアバウトの適用検討」大沢祐輔(エイト日本技術開発)
- ポスター発表 優秀賞 2編
-
- 「自転車の通行位置選択に関する研究-北九州市小倉都心部を対象として-」藤川征樹(パシフィックコンサルタンツ)
- 「農業集落排水処理施設の統合検討業務-A市B区2地区-」竹元照晃(協和設計)
- ポスター発表 奨励賞 10編
-
- 「下水汚泥燃料化の熱源選択によるエネルギー回収の変化」道浦貴大(パシフィックコンサルタンツ)
- 「農業集落排水処理施設の統合検討業務-A市B区2地区-」竹元照晃(協和設計)
- 「蛍光X線分析法を用いた精錬所周辺土壌の亜鉛・鉛濃度の把握」小林亮平(国土防災技術)
- 「アオコが発生する閉鎖性水域における流動・水質および生態系モデルの構築」三上悠美(協和設計)
- 「JR高槻駅における動的OD交通量推定」家城奨吾(修成建設コンサルタント)
- 「アルミノケイ酸塩による飛灰中セシウムの難溶性態化」糸賀悠里香(建設技術研究所)
- 「床版取替えにおける床版-主桁間の合成作用に関する基礎的検討」小林駿祐(建設技術研究所)
- 「大東市立深野北小学校跡地活用による「こども基地」計画」伊藤彩香(ウエスコ)
- 「地方都市における公共交通不便地域でのモビリティに関する分析」近藤雄介(ウエスコ)
- 「モンゴル国Bugin Tsav上部白亜系ネメグト層産出の獣脚類恐竜化石」児玉龍之介(ウエスコ)
- 「環境対応型路面温度低減舗装の耐疲労性に関する研究」西川友輝(東洋技研コンサルタント)
- 学生発表 奨励賞 3編
-
- 「人為的な森林の消失に伴う流域の斜面安定性の遷移~樹木根系の効果を考慮した土層発達モデリング~」太田凌嘉(京都大学大学院)
- 「水制形状による河道弯曲の影響を受ける河川合流部の河床変動特性とその制御に関する研究」西尾潤太(明石工業高等専門学校)
- 「合理的な橋台部ジョイントレス構造の提案」奥田直人(大阪工業大学大学院)
CM総選挙
- 最優秀賞
-
- 「中央復建コンサルタンツ=まちの未来のクリエイター」
- 優秀賞
-
- 「オリエンタルコンサルタンツ=私は、未来を創造する」
- 「ニュージェック=世界の人を笑顔に~わたしたちの使命~」
- アイデア賞
-
- 「中央コンサルタンツ=建コン戦隊コンサルン。」
第51回(平成30年度) 研究発表会
10月4日、大阪市西区の大阪科学技術センターで「第51回研究発表会」を開催しました。研究発表会は、会員企業の技術力の向上、技術の交流などを目的に毎年開催しています。
今年は、一般発表(構造系、河川系、土質系、環境系、計画・交通系)61編、入社2年目までの若手技術者によるポスター発表44編、学生の研究成果発表13編の計118編が集まりました。
会場では各研究発表に加え、インフラメンテナンス研究委員会、道路研究委員会による報告会、働き方研究委員会による自由集会、建設コンサルタントの魅力を紹介するCM総選挙などを行いました。
特別講演では近畿地方整備局企画部 別木技術調整管理官による「建設コンサルタントをめぐる諸情勢」、大石久和全日本建設技術協会会長による「経済成長なくして財政再建なし~インフラの正しい認識~」をテーマに講演していただきました。
開会式では、兼塚支部長が「建コン協では発注者との意見交換会などを通じ、より良い環境整備に取り組む中で、最も力を入れているのが残業問題だ。19年4月の法改正で罰則規定も設けられ、受注者にとっては待ったなしの状況にある。発注者の担当者レベルまで実情を分かってもらえるよう活動を展開している。その一方で、頻発する自然災害を踏まえた国土強靱化などの要請にも対応していく必要がある。研究発表会などの活動を通じ、さまざまなニーズに対応でき、新分野にもチャレンジできる体制づくりに取り組んでいきたい」とあいさつしました。
論文発表の最優秀賞には、戎剛史氏(国土防災技術)が選ばれました。CM総選挙では、応募8社の中からオリエンタルコンサルタンツの作品が最優秀賞に輝きました。
表彰式では、審査委員長の久後雅治技術部会長が「CM総選挙の応募者は多忙な業務の中で本当に魅力的な作品を作っていただいた。今後の知名度向上や人材確保に役立てたい。研究発表も各分野で多面的な検討、検証が行われた論文が数多くあり、素晴らしい内容だった」などと講評。続いて、兼塚支部長が各部門の受賞者やCM総選挙で入賞した4社の代表者に表彰状を手渡し、栄誉を称えました。
今年は、一般発表(構造系、河川系、土質系、環境系、計画・交通系)61編、入社2年目までの若手技術者によるポスター発表44編、学生の研究成果発表13編の計118編が集まりました。
会場では各研究発表に加え、インフラメンテナンス研究委員会、道路研究委員会による報告会、働き方研究委員会による自由集会、建設コンサルタントの魅力を紹介するCM総選挙などを行いました。
特別講演では近畿地方整備局企画部 別木技術調整管理官による「建設コンサルタントをめぐる諸情勢」、大石久和全日本建設技術協会会長による「経済成長なくして財政再建なし~インフラの正しい認識~」をテーマに講演していただきました。
開会式では、兼塚支部長が「建コン協では発注者との意見交換会などを通じ、より良い環境整備に取り組む中で、最も力を入れているのが残業問題だ。19年4月の法改正で罰則規定も設けられ、受注者にとっては待ったなしの状況にある。発注者の担当者レベルまで実情を分かってもらえるよう活動を展開している。その一方で、頻発する自然災害を踏まえた国土強靱化などの要請にも対応していく必要がある。研究発表会などの活動を通じ、さまざまなニーズに対応でき、新分野にもチャレンジできる体制づくりに取り組んでいきたい」とあいさつしました。
論文発表の最優秀賞には、戎剛史氏(国土防災技術)が選ばれました。CM総選挙では、応募8社の中からオリエンタルコンサルタンツの作品が最優秀賞に輝きました。
表彰式では、審査委員長の久後雅治技術部会長が「CM総選挙の応募者は多忙な業務の中で本当に魅力的な作品を作っていただいた。今後の知名度向上や人材確保に役立てたい。研究発表も各分野で多面的な検討、検証が行われた論文が数多くあり、素晴らしい内容だった」などと講評。続いて、兼塚支部長が各部門の受賞者やCM総選挙で入賞した4社の代表者に表彰状を手渡し、栄誉を称えました。
ギャラリー
第51回(平成30年度)研究発表会 受賞者
- 一般論文発表 最優秀賞
-
- 「既設道路盛土の点検管理手法に関する研究」戎剛史(国土防災技術)
- 一般発表 優秀賞 2編
-
- 「河川堤防における弱点箇所抽出を目的とした組合せ調査法の提案」藤吉秀彰(パシフィックコンサルタンツ)
- 「中空床版橋のボイド上縁側の応力性状及び累積損傷度による疲労特性の解析検討」杉本記哉(オリエンタルコンサルタンツ)
- 一般発表 奨励賞 6編
-
- 「砂防関係施設の維持管理における既存点検結果を用いた分析手法に関する提案」原田紹臣(三井共同建設コンサルタント)
- 「3次元測量を踏まえた特徴的な治水施設の水理的評価」松浦祐樹(八千代エンジニヤリング)
- 「堤防植生の効率的な機能保持に向けた低草丈草種による植生転換の導入について」塩見真矢(日本工営)
- 「支承交換手法の一考察」松浦圭吾(ジェイアール西日本コンサルタンツ)
- 「情報提供による周遊行動の変容効果について」高橋千佳(オリエンタルコンサルタンツ)
- 「交差点近接箇所におけるラウンドアバウトの適用検討」大沢祐輔(エイト日本技術開発)
- ポスター発表 優秀賞 2編
-
- 「時空間行動パターンの変化に着目した首都高速道路における転換行動分析」佐藤理久斗(パシフィックコンサルタンツ)
- 「TDRを用いた土砂流出計測手法の開発」内藤秀弥(建設技術研究所)
- ポスター発表 奨励賞 6編
-
- 「MMS及びドライブレコーダを用いた道路管理情報の調製可能性に関する研究」秋本弦太郎(アジア航測)
- 「ネパールカトマンズ盆地における農業用水需要量の推計と将来予測」小園智皓(ニュージェック)
- 「神鍋火山におけるアルカリ玄武岩マグマの生成と起源」高橋崚(建設技術研究所)
- 「土/水連成解析によるベーンせん断試験における不均一性発現の解釈」竹越祥継(中央復建コンサルタンツ)
- 「地盤変形の影響を考慮した桟橋の耐震性能簡易評価法に関する研究」小田隼也(中央復建コンサルタンツ)
- 「EEM-PARAFAC解析による河北潟流域の溶存態有機物(DOM)の動態調査」末永遼(ニュージェック)
- 学生発表 奨励賞 3編
-
- 「既設単純合成桁橋のジョイントレス構造化に関する検討」奥田直人(大阪工業大学大学院)
- 「ヤダナポン橋主桁-横桁取り付け部付近の疲労亀裂に対する効果的な補修方法の提案」舟山耕平(大阪市立大学大学院)
- 「河道の弯曲と堰湛水の影響を受ける河川合流部における水制による河床変動制御に関する研究」岡本吉弘(明石工業高等専門学校)
CM総選挙
- 最優秀賞
-
- 「オリエンタルコンサルタンツ関西支店=技術で夢をつなぐ」
- 優秀賞
-
- 「ニュージェック=next STAGE」
- 「オオバ=ひとからつくるまちづくり」
- アイデア賞
-
- 「建設技術研究所=ワーキング・イノベーション~私が選んだ働き方~。」
第50回(平成29年度) 研究発表会
2017年10月5日(木)、大阪市西区の大阪科学技術センターで「第50回研究発表会 記念大会」を開催しました。
日刊建設工業新聞 特集記事
研究発表会は、会員企業の技術力の向上、技術の交流などを目的に毎年開催しています。
50回目を迎えた今年は過去最多となる一般発表(構造系、河川系、土質系、環境系、計画・交通系)60編、入社2年目までの若手技術者によるポスター発表52編、学生の研究成果発表9編の計121編が集まりました。会場では各研究発表に加え、新たな取り組みとしてインフラ維持管理研究委員会、道路研究委員会、男女共同参画委員会による自由集会も行いました。
特別講演では南後和寛近畿地方整備局企画部技術調整管理官による「建設コンサルタントをめぐる諸情勢」、藤井聡京都大学大学院工学研究科教授による「超インフラ論~公共投資が日本を救う~」をテーマに講演していただきました。
藤井教授は時速80キロ以上で走行できる高速道路ネットワークが日本は諸外国に比べて低水準であることや、政府のインフラ政策のための投資が先進国では日本だけ低迷している現状を示し、「過去20年間の名目GDP成長率を見ると、インフラ投資を増やした国は成長しているのに対し、減らした日本だけがマイナス成長。経済力の源は道路をはじめとするインフラ整備にある」と説明されました。
表彰式では、久後雅治技術部会長が「今後はCM総選挙の作品を使って若手の人材確保や建設コンサルタントの知名度向上に役立てていきたい。業務多忙の中、大変だったと思うが本当に素晴らしいものを作っていただいた。研究発表の一般部門では、時代のニーズに合った地震や津波等の防災関連の発表が多かった。相対的に発表のレベルは年々向上しており、多面的な検討、検証がなされた発表が多く、業界の課題に対応した素晴らしい内容だった」などと講評しました。
一般発表の最優秀賞に原田健彦氏(オリエンタルコンサルタンツ)の研究発表が選ばれ、建設コンサルタントの魅力を紹介する「CM総選挙」では、8作品の中から「ぼくのお父さん」(ニュージェック)が最優秀賞に輝きました。
兼塚支部長が最優秀賞の原田さんら各部門の受賞者や、CM総選挙で入賞した4社の代表者に表彰状を手渡し、栄誉をたたえました。
開会式では、兼塚支部長が「担い手確保に向けた業界の魅力発信や、毎年安定した事業量が確保されるための発注者との連携・協力などを進めていく中で、建設コンサルタントも幅広い視野を持った技術を養っていく必要がある。その一つとして研究発表会があり、今後はもっと外向けに研究発表会を広め、さまざまな情報、技術を蓄積していくことが重要になってくる」とあいさつしました。この後、50回を記念して祝賀会が行われ、池田豊人近畿整備局長ら多数の来賓に出席いただきました。
日刊建設工業新聞 特集記事
研究発表会は、会員企業の技術力の向上、技術の交流などを目的に毎年開催しています。
50回目を迎えた今年は過去最多となる一般発表(構造系、河川系、土質系、環境系、計画・交通系)60編、入社2年目までの若手技術者によるポスター発表52編、学生の研究成果発表9編の計121編が集まりました。会場では各研究発表に加え、新たな取り組みとしてインフラ維持管理研究委員会、道路研究委員会、男女共同参画委員会による自由集会も行いました。
特別講演では南後和寛近畿地方整備局企画部技術調整管理官による「建設コンサルタントをめぐる諸情勢」、藤井聡京都大学大学院工学研究科教授による「超インフラ論~公共投資が日本を救う~」をテーマに講演していただきました。
藤井教授は時速80キロ以上で走行できる高速道路ネットワークが日本は諸外国に比べて低水準であることや、政府のインフラ政策のための投資が先進国では日本だけ低迷している現状を示し、「過去20年間の名目GDP成長率を見ると、インフラ投資を増やした国は成長しているのに対し、減らした日本だけがマイナス成長。経済力の源は道路をはじめとするインフラ整備にある」と説明されました。
表彰式では、久後雅治技術部会長が「今後はCM総選挙の作品を使って若手の人材確保や建設コンサルタントの知名度向上に役立てていきたい。業務多忙の中、大変だったと思うが本当に素晴らしいものを作っていただいた。研究発表の一般部門では、時代のニーズに合った地震や津波等の防災関連の発表が多かった。相対的に発表のレベルは年々向上しており、多面的な検討、検証がなされた発表が多く、業界の課題に対応した素晴らしい内容だった」などと講評しました。
一般発表の最優秀賞に原田健彦氏(オリエンタルコンサルタンツ)の研究発表が選ばれ、建設コンサルタントの魅力を紹介する「CM総選挙」では、8作品の中から「ぼくのお父さん」(ニュージェック)が最優秀賞に輝きました。
兼塚支部長が最優秀賞の原田さんら各部門の受賞者や、CM総選挙で入賞した4社の代表者に表彰状を手渡し、栄誉をたたえました。
開会式では、兼塚支部長が「担い手確保に向けた業界の魅力発信や、毎年安定した事業量が確保されるための発注者との連携・協力などを進めていく中で、建設コンサルタントも幅広い視野を持った技術を養っていく必要がある。その一つとして研究発表会があり、今後はもっと外向けに研究発表会を広め、さまざまな情報、技術を蓄積していくことが重要になってくる」とあいさつしました。この後、50回を記念して祝賀会が行われ、池田豊人近畿整備局長ら多数の来賓に出席いただきました。
ギャラリー
第50回(平成29年度)研究発表会 記念大会 受賞者
- 一般発表 最優秀賞 1編
-
- 「一定せん断流パネル解析をPC道路橋の設計に用いる場合のモデル化手法の提案」 原田健彦(オリエンタルコンサルタンツ)
- 一般発表 優秀賞 2編
-
- 「環境DNA多種同時検出法による淡水魚類相調査の試み」 渡部健(パシフィックコンサルタンツ)
- 「宮崎県細島港における防波堤の耐津波対策と水理模型実験による検証」 諸澤朱里(パシフィックコンサルタンツ)
- 一般発表 奨励賞 6編
-
- 「流出解析モデルを活用した浸水対策施設の整備効果に関する検討」 柴田靖(日建技術コンサルタント)
- 「橋脚における伝統的な流木対策技術」 原田紹臣(三井共同建設コンサルタント)
- 「維持管理の容易な河道形状の形成手法の検討」 浦部真治(建設技術研究所)
- 「地すべり地におけるコスト縮減を目的とした三次元安定解析」 間宮恵理佳(中央復建コンサルタンツ)
- 「小型無人航空機(UAV)を用いた単木抽出の試み」 藤原美波(国土防災技術)
- 「伊豆半島における観光期の道路を賢く使う取り組み」 藤間翔太(八千代エンジニヤリング)
- ポスター発表 優秀賞 2編
-
- 「バス経路検索履歴データを用いた移動希望特性の分析」 香川喬之(修成建設コンサルタント)
- 「鉛直2次元解析モデルを用いた津波越流時の堤防裏法尻における局所洗掘に関する研究」 田中龍二(ウエスコ)
- ポスター発表 奨励賞 6編
-
- 「郊外型キャンパスに近い市街化調整区域内の1校区を対象とした大学生の居住可能性に関する研究」 河津憲嗣(オリエンタルコンサルタンツ)
- 「震災復興による嵩上げ工事において沿道住民の生活に配慮した施工計画」 中島裕章(協和設計)
- 「愛媛県東部におけるナガレホトケドジョウの分布および生息場所利用-捕食者による影響-」 青木新吾(建設環境研究所)
- 「旭川祇園地区における砂州の切下げによる物理環境変化とその要因に関する研究」 藤田駿佑(ニュージェック)
- 「水位情報と予測降雨を用いた大規模地下空間の浸水防止対策の検討」 川口徹矢(協和設計)
- 「非静水圧を考慮した水路床非均一性による水面形に関する研究」 洪尓超(建設技術研究所)
- 学生発表 奨励賞 3編
-
- 「「道の駅」の地域福祉機能がもたらす日常生活満足度の変化に関する分析」 湊絵美(和歌山工業高等専門学校)
- 「観光地における景観の分析と評価」 大崎雄治(大阪工業大学大学院)
- 「河道の弯曲と堰湛水の影響を受ける河川合流部における水制による河床変動制御に関する研究」 久保裕基(明石工業高等専門学校)
CM総選挙
- 最優秀賞
-
- 「ぼくのお父さん」
- 優秀賞
-
- 「まちをつくる人になる」
- 「創造を、未来へ。」
- 「あなたと共に生きています」
以上で、今年度の日程は終了しました。来年度の開催にご期待ください。
詳しくはこちら ⇒ プログラム
詳しくはこちら ⇒ プログラム
第49回(平成28年度) 研究発表会
2016年9月15日(木)、大阪市西区の大阪科学技術センターで第49回研究発表会を開催しました。
支部会員企業の技術力向上と技術者の能力開発を目的に毎年開催しています。
兼塚支部長は開会に際し、「土木学会の全国大会で構造物の耐震設計の見直しが必要と報告され、建設事業全体の生産性向上を目的としたi-Constructionが推進されるなどいろいろなニーズが出ており、それに応えられる技術力を養うことが重要だ。広報も大切で、技術力が国民の生活を支えていることを伝えていく努力も必要だ」とあいさつをしました。
一般論文49編、若手技術者によるプレゼンテーション50編、大学・高等専門学校の学生による研究成果の学生発表14編の計113編が集まり、インフラ維持管理研究委員会と道路研究委員会の報告や、近畿地方整備局の和佐喜平技術調整管理官と大林組特別顧問の金井誠氏による特別講演を行いました。
その他、学生向けイベントとして「建設コンサルタントの仕事と魅力に関する講演」や先輩技術者が仕事内容をわかりやすく説明する交流カフェを開催し、今回初めて建設コンサルタントの魅力を紹介する「CM総選挙」も行いました。
表彰式で久後雅治技術部会長は「CM総選挙は初めて企画したが、オリジナリティーあふれる作品が集まり、建設コンサルタントの魅力が伝わる内容が多かった。今後はイベント等で活用していきたい。研究発表もプレゼンレベルが向上し、回答も的確だった」などと講評しました。
最後に兼塚支部長より各部門の受賞者23人とCM総選挙で入賞5者の代表に表彰状を手渡し、栄誉を称えました。
受賞者を代表して福岡さんは「受賞を励みに研究業務に自己研鑚したい」と喜びを語りました。
支部会員企業の技術力向上と技術者の能力開発を目的に毎年開催しています。
兼塚支部長は開会に際し、「土木学会の全国大会で構造物の耐震設計の見直しが必要と報告され、建設事業全体の生産性向上を目的としたi-Constructionが推進されるなどいろいろなニーズが出ており、それに応えられる技術力を養うことが重要だ。広報も大切で、技術力が国民の生活を支えていることを伝えていく努力も必要だ」とあいさつをしました。
一般論文49編、若手技術者によるプレゼンテーション50編、大学・高等専門学校の学生による研究成果の学生発表14編の計113編が集まり、インフラ維持管理研究委員会と道路研究委員会の報告や、近畿地方整備局の和佐喜平技術調整管理官と大林組特別顧問の金井誠氏による特別講演を行いました。
その他、学生向けイベントとして「建設コンサルタントの仕事と魅力に関する講演」や先輩技術者が仕事内容をわかりやすく説明する交流カフェを開催し、今回初めて建設コンサルタントの魅力を紹介する「CM総選挙」も行いました。
表彰式で久後雅治技術部会長は「CM総選挙は初めて企画したが、オリジナリティーあふれる作品が集まり、建設コンサルタントの魅力が伝わる内容が多かった。今後はイベント等で活用していきたい。研究発表もプレゼンレベルが向上し、回答も的確だった」などと講評しました。
最後に兼塚支部長より各部門の受賞者23人とCM総選挙で入賞5者の代表に表彰状を手渡し、栄誉を称えました。
受賞者を代表して福岡さんは「受賞を励みに研究業務に自己研鑚したい」と喜びを語りました。
ギャラリー
第49回(平成28年度)研究発表会 受賞者
- 一般発表 最優秀賞 1編
-
- 「UAVを活用した画像解析による洪水流の分析」 福岡泰斗(建設技術研究所)
- 一般発表 優秀賞 2編
-
- 「桂川の緊急治水対策における河川改修の検討」 伊藤康(建設技術研究所)
- 「軽量支保梁を使用した新たなホーム拡幅工法の提案」 籔井史輝(ジェイアール西日本コンサルタンツ)
- 一般発表 奨励賞 10編
-
- 「堤防陥没調査手法に関する考察」 丸岡雄一郎(建設技術研究所)
- 「津波遡上計算結果を用いた陸上構造物に作用する津波波圧算定方法の適用性」 出口恭(ニュージェック)
- 「H26・8豪雨による護岸崩壊の原因究明と対策」 徳田真(ウエスコ)
- 「橋梁保全・耐震補強に向けた新たな支承機能の開発に向けた一検討」 木村真也(エイト日本技術開発)
- 「ノックオフ部材を有するすべり支承の高架橋への適用性」 中西泰之(ニュージェック)
- 「プローブデータを用いたボトルネック交差点特定手法の研究」 垣田友希(建設技術研究所)
- 「道路トンネルの避難坑設置の判断に関する一考察」 本多玲奈(オリエンタルコンサルタンツ)
- 「礫質土の耐液状化性能に関する実験的研究-繰返し三軸強度比RLと締固め度Dcの相関性について」 前田賢(エース)
- 「植生状況の異なる礫河原の再生に配慮した河道掘削業務」 田中浩基(八千代エンジニヤリング)
- 「UAV等を用いた画像撮影によるダムの構造物点検」 東出唯(アスコ大東)
- プレゼンテーション発表 優秀賞 2編
-
- 「物理探査データに基づく3次元地下構造モデル構築手法に関する検討」 石田勇介(パシフィックコンサルタンツ)
- 「視界の変化のある軒庇空間からの景観体験が心理的移行に与える影響-景観体験に関する実験的研究」 森本佐理(オリエンタルコンサルタンツ)
- プレゼンテーション発表 奨励賞 6編
-
- 「生駒断層帯周辺における露頭規模での脆性変形構造」 三田村圭祐(建設技術研究所)
- 「四条通の歩行環境改善のための交通マネジメント」 橋本和真(セントラルコンサルタント)
- 「帰宅困難者を考慮した都市防災計画に関する研究」 中林磨言(協和設計)
- 「公共地下空間における歩行者行動」 松尾佳津史(オオバ)
- 「ベトナム北部を流れる紅河を通じたヒ素の挙動と季節変化」 井上凌(日建技術コンサルタント)
- 「モンゴル西部ザブハン盆地における下部カンブリア系のストロマトライトの形態と内部構造」 園田ひとみ(日建技術コンサルタント)
- 学生発表 奨励賞 2編
-
- 「河道の弯曲と堰湛水の影響を受ける河川合流部の河床変動とその制御に関する研究」 高田翔也(明石工業高等専門学校)
- 「表面含浸材の併用法における塗布量と劣化抑制効果」 三好孝英(関西大学)
CM総選挙
- 最優秀賞
-
- 「つながる技術、あなたのすぐそばに」
- 優秀賞
-
- 「私たちがつくっています」
- 「わたしの選んだ道」
- 佳作
-
- 「わたしたちは建設コンサルタントです」
- 「あの頃も、今も。」
以上で、今年度の日程は終了しました。来年度の開催にご期待ください。
詳しくはこちら ⇒ プログラム
詳しくはこちら ⇒ プログラム
第48回(平成27年度) 研究発表会
2015年9月10日(木)、大阪市西区の大阪科学技術センターで第48回研究発表会を開催しました。
支部会員企業の技術力向上と技術者の能力開発を目的に毎年開催しています。
兼塚支部長は開会に際し、「今回は、若手と学生の発表が昨年を上回りました。学生を対象に建設コンサルタントの魅力を伝えるイベントも企画しました。
今後、ストック効果を最大限に発揮できる社会資本整備が重要になります。建設コンサルタントも日々の技術力向上が求められます。
支部では、維持管理に関する技術力向上の委員会を数年前から、本年度からは近畿地方整備局の協力を得ながら道路に関する委員会をスタート致しました。
この研究発表会を通じて、建設コンサルタントの技術力の素晴らしさや魅力を各方面に広報していきたいです。」とあいさつをしました。
本年度は一般発表33編(構造系10編、河川系6編、土質系7編、環境系4編、計画・交通系16編)、若手技術者のプレゼンテーション発表(52編)、大学・高等専門学校の学生による研究成果の発表(11編)の3部門で96編の研究発表を行いました。
特別講演として、インフラ維持管理研究委員会と道路研究委員会の中間報告や木村亮京大大学院教授(NPO法人道普請人理事長)による「発想の転換による技術開発-土のうによる道路整備と最近の興味ある技術開発例」と近畿地方整備 村上敏章技術調整管理官による「建設コンサルタントをめぐる諸情勢」を 行いました。
その他、学生向けイベントとして「建設コンサルタントの仕事と魅力に関する講演」や先輩技術者が仕事内容をわかりやすく説明する交流カフェも開催しました。
表彰式では久後雅治技術部会長が「700人を超える過去最多の参加をいただき感謝する。素晴らしい発表が多く、説明も分かりやすかった」などと全体を講評し、兼塚支部長より最優秀賞の野瀬和仁氏(アジア航測)ら各部門の受賞者17人に表彰状を手渡しました。
受賞者を代表して野瀬氏は「受賞を励みにさらに技術力向上に頑張りたい」と語りました。
支部会員企業の技術力向上と技術者の能力開発を目的に毎年開催しています。
兼塚支部長は開会に際し、「今回は、若手と学生の発表が昨年を上回りました。学生を対象に建設コンサルタントの魅力を伝えるイベントも企画しました。
今後、ストック効果を最大限に発揮できる社会資本整備が重要になります。建設コンサルタントも日々の技術力向上が求められます。
支部では、維持管理に関する技術力向上の委員会を数年前から、本年度からは近畿地方整備局の協力を得ながら道路に関する委員会をスタート致しました。
この研究発表会を通じて、建設コンサルタントの技術力の素晴らしさや魅力を各方面に広報していきたいです。」とあいさつをしました。
本年度は一般発表33編(構造系10編、河川系6編、土質系7編、環境系4編、計画・交通系16編)、若手技術者のプレゼンテーション発表(52編)、大学・高等専門学校の学生による研究成果の発表(11編)の3部門で96編の研究発表を行いました。
特別講演として、インフラ維持管理研究委員会と道路研究委員会の中間報告や木村亮京大大学院教授(NPO法人道普請人理事長)による「発想の転換による技術開発-土のうによる道路整備と最近の興味ある技術開発例」と近畿地方整備 村上敏章技術調整管理官による「建設コンサルタントをめぐる諸情勢」を 行いました。
その他、学生向けイベントとして「建設コンサルタントの仕事と魅力に関する講演」や先輩技術者が仕事内容をわかりやすく説明する交流カフェも開催しました。
表彰式では久後雅治技術部会長が「700人を超える過去最多の参加をいただき感謝する。素晴らしい発表が多く、説明も分かりやすかった」などと全体を講評し、兼塚支部長より最優秀賞の野瀬和仁氏(アジア航測)ら各部門の受賞者17人に表彰状を手渡しました。
受賞者を代表して野瀬氏は「受賞を励みにさらに技術力向上に頑張りたい」と語りました。
インフラ維持管理研究委員会中間報告
委員長 久後 雅治(協和設計)
道路研究委員会中間報告
委員長 寺尾 敏男(ニュージェック)
ギャラリー
第48回(平成27年度)研究発表会 受賞者
- 一般発表 最優秀賞 1編
-
- 「MMSと建物所在データを活用した道路閉塞危険度判定の効率化」 アジア航測㈱ 野瀬和仁
- 一般発表 優秀賞 2編
-
- 「沿道大気汚染推定のためのバイオモニタリング手法の研究」 中央復建コンサルタンツ㈱ 原井信明
- 「歴史公園における利用特性の把握と利用者満足度の要因分析」 中央復建コンサルタンツ㈱ 高橋宏史
- 一般発表 奨励賞 3編
-
- 「干潟保全方策検討にむけた、流動・地形変化モデルの構築」 ㈱建設技術研究所 柳井信一
- 「重力変形斜面における地質・水文特性」 国土防災技術㈱ 澤 徹
- 「UAVの活用事例と斜面災害における展望」 国土防災技術㈱ 佐藤美波
- プレゼンテーション発表 優秀賞 3編
-
- 「位置方位情報を用いた画像検索・閲覧手法および画像位置配列のズレ修正法」 ㈱パスコ 遠藤弘隆
- 「構造ひび割れを受けたRC床版の補修および補強対策の検討」 ㈱エイト日本技術開発 篠原聖治
- 「一時貯留と植生浄化を組み合わせた河川浄化施設からの汚濁流出に関する事例研究」 ㈱建設技術研究所 澤田育則
- プレゼンテーション発表 奨励賞 6編
-
- 「新旧コンクリート界面のせん断伝達機構に関する解析的検討」 ジェイアール西日本コンサルタンツ㈱ 福田圭祐
- 「立地適正化計画における都市構造の評価・分析」 ㈱オリエンタルコンサルタンツ 澁田優美
- 「樹木模型を用いた強風時の融雪実験」 ㈱オリエンタルコンサルタンツ 中町聡
- 「クズの登攀特性に関する研究」 国際航業㈱ 藤野智生
- 「チシマワカサギの形態学的特徴と進化的意義」 ㈱オリエンタルコンサルタンツ 谷中俊則
- 「滋賀県瀬田丘陵におけるPM2・5の高濃度解析」 中央復建コンサルタンツ㈱ 三原幸恵
- 学生発表 奨励賞 2編
-
- 「火災による各受熱温度が鉄筋コンクリート柱の爆裂性状に及ぼす影響」 大阪工業大大学院 大岩司
- 「鋼鉄道斜橋のカバープレート取替がその力学的挙動に与える影響に関する基礎的研究」 大阪市立大大学院 馬場幸志
以上で、今年度の日程は終了しました。来年度の開催にご期待ください。
詳しくはこちら ⇒ プログラム
詳しくはこちら ⇒ プログラム
第47回(平成26年度) 研究発表会
2014年9月18日(木)、大阪市西区の大阪科学技術センターで第47回研究発表会を開催しました。
支部会員の技術力向上と技術者の能力開発を目的に毎年開催しています。
今年度は一般論文、プレゼンテーション、学生発表の3部門で計74編の論文発表の他、維持管理研究委員会の最終報告会およびパネルディスカッション、特別講演を行いました。
また、今年度からの新しい試みとして、将来の就職先として土木業界を目指す学生向けに建設コンサルタント社員が分かりやすく説明する交流カフェを開催しました。
兼塚支部長は開会あいさつで、「研究発表会は建設コンサルタント業界の技術力向上と外部への広報が大きな目的であり、業界の地位向上や担い手確保につなげていく必要がある。
今後、国土強靱化や防災・減災、インフラのメンテナンスなどの分野で我々の技術の重要性がさらに増すと感じており、この発表会が業界全体の技術力向上につながることを期待している」とあいさつしました。
論文発表では、一般発表36編(構造系11編、河川系6編、土質系3編、環境系5編、計画・交通系11編)、 若手技術者のプレゼンテーション発表(32編)、大学・高等専門学校の学生による研究成果の展示・発表(6編)を行いました。
維持管理研究委員会より最終報告会とパネルディスカッション「社会インフラの維持管理に向けて」も実施しました。
沖村孝建設工学研究所常務執行理事がコーディネーターを務め、古田均関西大学教授、鶴田浩章関西大学准教授、大阪府・兵庫県・和歌山県の維持管理担当職員ら9名のパネリストが、限られた予算と技術者不足の中で効率的に維持管理を行うための課題、今後の方向性などを活発に議論されました。
特別講演会では、近畿地方整備局企画部安藤技術調整管理官より「建設コンサルタントをめぐる諸情勢」、大阪大学コミュニケーションデザインセンター 森栗教授より「みち活用、維持における専門家のファシリテーション能力」をテーマに講演いただきました。
表彰式では久後技術部会長が全体講評を行ったあと、兼塚支部長より最優秀賞に輝いた西浦清貴氏(オリエンタルコンサルタンツ)ら 各部門の受賞者18人に表彰状を手渡しました。
支部会員の技術力向上と技術者の能力開発を目的に毎年開催しています。
今年度は一般論文、プレゼンテーション、学生発表の3部門で計74編の論文発表の他、維持管理研究委員会の最終報告会およびパネルディスカッション、特別講演を行いました。
また、今年度からの新しい試みとして、将来の就職先として土木業界を目指す学生向けに建設コンサルタント社員が分かりやすく説明する交流カフェを開催しました。
兼塚支部長は開会あいさつで、「研究発表会は建設コンサルタント業界の技術力向上と外部への広報が大きな目的であり、業界の地位向上や担い手確保につなげていく必要がある。
今後、国土強靱化や防災・減災、インフラのメンテナンスなどの分野で我々の技術の重要性がさらに増すと感じており、この発表会が業界全体の技術力向上につながることを期待している」とあいさつしました。
論文発表では、一般発表36編(構造系11編、河川系6編、土質系3編、環境系5編、計画・交通系11編)、 若手技術者のプレゼンテーション発表(32編)、大学・高等専門学校の学生による研究成果の展示・発表(6編)を行いました。
維持管理研究委員会より最終報告会とパネルディスカッション「社会インフラの維持管理に向けて」も実施しました。
沖村孝建設工学研究所常務執行理事がコーディネーターを務め、古田均関西大学教授、鶴田浩章関西大学准教授、大阪府・兵庫県・和歌山県の維持管理担当職員ら9名のパネリストが、限られた予算と技術者不足の中で効率的に維持管理を行うための課題、今後の方向性などを活発に議論されました。
特別講演会では、近畿地方整備局企画部安藤技術調整管理官より「建設コンサルタントをめぐる諸情勢」、大阪大学コミュニケーションデザインセンター 森栗教授より「みち活用、維持における専門家のファシリテーション能力」をテーマに講演いただきました。
表彰式では久後技術部会長が全体講評を行ったあと、兼塚支部長より最優秀賞に輝いた西浦清貴氏(オリエンタルコンサルタンツ)ら 各部門の受賞者18人に表彰状を手渡しました。
ギャラリー
第47回(平成26年度)研究発表会 受賞者
- 一般発表 最優秀賞 1編
-
- 「非排水構造を用いた山岳トンネルでの渇水対策」 オリエンタルコンサルタンツ㈱ 西浦 清貴
- 一般発表 優秀賞 3編
-
- 「大規模落石危険箇所に対する対応例と今後の道路防災CIMに向けた試験的取組み」 中央復建コンサルタンツ㈱ 上田 大輔
- 「ニセアカシア立木の引倒し抵抗力」 国土防災技術㈱ 榎本 雅一
- 「シークエンスデザインを用いたトンネル内の速度抑制対策とその効果検証」 いであ㈱ 角田 政毅
- 一般発表 奨励賞 4編
-
- 「鉄道営業線上をR=80メートルの急曲線で交差する跨線道路橋の設計」 全日本コンサルタント㈱ 中江 小百合
- 「新たな透過型砂防えん堤の設計手法に関する提案」 三井共同建設コンサルタント㈱ 原田 紹臣
- 「特別天然記念物オオサンショウウオの生息に配慮した河道掘削」 ㈱ウエスコ 山下 博康
- 「大雨時を対象としたシナリオ型ハザードマップ作成の事例紹介」 ㈱パスコ 中津 好徳
- プレゼンテーション発表 優秀賞 4編
-
- 「フライアッシュコンクリートにおける塩害と中性化の複合劣化機構に関する検討」 日建技術コンサルタント㈱ 河田 奈弓
- 「岐阜福井県境、冠山峠付近に分布する山体重力変形地形と岩相・地質構造との関連および発達過程」 協和設計㈱ 丹羽 良太
- 「地方都市中心部における低未利用地の土地利用転換に関する研究」 ㈱建設技術研究所 阿部 正太朗
- 「亀岡盆地に現存する伊賀ばねの治水効果に関する研究」 ㈱建設技術研究所 守田 健一
- プレゼンテーション発表 奨励賞 4編
-
- 「法面工の設計および検討事項脱」 協和設計㈱ 細江 勇介
- 「立地適正化計画における都市構造の評価・分析」 ㈱オリエンタルコンサルタンツ 澁田優美
- 「日本およびニュージーランドの火山灰土における撥水性特性の評価」 ㈱建設技術研究所 黒田 卓也
- 「道路の類似性に着目した生活道路の事故リスクの推定方法に関する研究」 中央復建コンサルタンツ㈱ 大角 和輝
- 「沿岸奥部での水害における被災危険度の分析」 ㈱ニュージェック 前川 茉弥
- 学生発表 奨励賞 2編
-
- 「買い物弱者の買い物支援策に対する潜在需要量に関する基礎的分析」 和歌山工業高等専門学校 大隈 ゆき
- 「現地観測データを用いた3次元広域地下水流動解析結果の検証に関する研究」 神戸大学大学院 白濟民
以上で、今年度の日程は終了しました。来年度の開催にご期待ください。
詳しくはこちら ⇒ プログラム
詳しくはこちら ⇒ プログラム
第46回(平成25年度) 研究発表会
平成25年9月12日(木)、大阪市西区の大阪科学技術センターで第46回研究発表会を開催しました。
会員企業の技術力向上と技術者の能力開発等を目的に毎年開いています。
会員企業の技術力向上と技術者の能力開発等を目的に毎年開いています。
-
冒頭、松本支部長は「最近の日本は物事を矮小化し、評価されているように感じる。公共事業は無駄等のキャッチコピーで一刀両断し、本質を見失っている。建設コンサルタントは『本質は何か』を考え、ものづくり、まちづくりに取り組むことが大事だ。本日の研究発表会を通じて、ひとつの契機、指針となるように有意義な時間を過ごしてほしい」とあいさつしました。
-
今年度は一般論文発表34編(構造系12編、土質系5編、河川系8編、計画・交通系4編、環境系5編)、若手技術者によるプレゼンテーション発表25編、神戸大学大学院、明石工業高専、立命館大学大学院、京都大学大学院、関西大学大学院の学生による学生発表6編の計3部門65編を発表しました。
-
また、維持管理研究委員会報告会を開催し、道路、道路のり面、河川の各分科会より、橋梁、トンネル、法面、河川護岸・樋門・水門等の新たな点検・補修。補強に関する研究成果の中間報告を行いました。
-
その他、「建設コンサルタントをめぐる諸情勢」(講師:近畿地方整備局牟禮技術調整管理官)、「維持管理におけるCIMの役割と展望」(講師:大阪大学大学院工学研究科矢吹教授)をテーマに2題の特別講演を実施しました。
-
全ての発表を終え、本下技術部会長は「論文はビジュアルに優れ、メリハリの利いたものが多かった。
プレゼンテーションは表現力に富み、年々向上しており、頼もしく感じた。ただ、質疑応答が少なかった。
聴講者も一緒に議論し、技術研鑽の場にしてほしい」と講評しました。 -
この後、松本支部長より最優秀賞受賞者等16名に賞状を贈呈し、続いて受賞者を代表し、最優秀賞の加藤氏は「入社した年に同業務に携わり、当時の業務を発表でき、受賞できたことを大変うれしく思っている。受賞を励みにこれからも一所懸命に頑張りたい」と喜びを語りました。
-
最後に栗田副支部長より「建設コンサルタントを取り巻く環境は大きく変化しており、多様なニーズに応える必要がある。今後も研究発表会を通じ次世代に技術を継承し、魅力ある建設コンサルタントを育てていきたい」と締めくくりました。
第46回(平成25年度)研究発表会 受賞者
- 一般発表 最優秀賞 1編
-
- 最優秀賞 【計画・交通系】 阿倍野歩道橋の意匠デザインと構造デザイン 中央復建コンサルタンツ㈱ 加藤 慎吾
- 一般発表 優秀賞 5編 (別途、最優秀賞1編)
-
- 優秀賞 【構造系】 既設橋梁への影響を回避した拡幅計画 新日本技研㈱ 吉國 大介
- 優秀賞 【構造系】 重要幹線道路トンネルにおける交通影響に配慮した天井板・換気所撤去設計及び施工計画 中央復建コンサルタンツ㈱ 寒竹 英貴
- 優秀賞 【土質系】 水砕スラグを用いた建設発生土の土質改良 中央開発㈱ 遠藤 彰博
- 優秀賞 【河川系】 土砂移動を考慮した洪水予測技術の提案 三井共同建設コンサルタント㈱ 原田 紹臣
- 優秀賞 【環境系】 最新の知見を踏まえたサシバ保全指針の検討 中央復建コンサルタンツ㈱ 重吉 実和
- 一般発表 奨励賞 2編
-
- 奨励賞 【構造系】 Ⅰ期線と一体底版を有するⅡ期線橋梁の耐震設計 協和設計㈱ 原口 太輔
- 奨励賞 【河川系】 河川堤防におけるウェルドレーン工法を用いた盤ぶくれ対策に関する検討 ㈱建設技術研究所 多田羅 謙治
- プレゼンテーション発表 優秀賞 6編
-
- 優秀賞 高炉スラグを用いたコンクリートの高耐久化に関する研究 協和設計㈱ 田中 俊光
- 優秀賞 室内実験による養浜砂の粒径が地形変化に与える影響について ㈱ニュージェック 八尾 規子
- 優秀賞 難透水性土質材料の透水試験と遮水性能に関する考察 中央復建コンサルタンツ㈱ 岩永 駿平
- 優秀賞 ジョガーやウォーカーに好まれる活動空間の活動の継続性に着目した分析と提案 -徳島県佐那河内村を対象として- ㈱建設技術研究所 西部 絵理
- 優秀賞 鳥取県におけるオオタカの生息環境 ㈱オリエンタルコンサルタンツ 末次 優花
- 優秀賞 生息場評価手法を用いて改修されたホタル水路の順応的管理 セントラルコンサルタント㈱ 小島 啓
- 学生発表 奨励賞 2編
-
- 奨励賞 洪水による由良川河口砂州の動態とその制御に関する実験的研究 明石高専都市システム工学科 孝子 綸図
- 奨励賞 SPH法に基づくサイゴン川河岸崩壊現象の数値シミュレーション 立命館大学大学院理工学研究科 大矢 綾香
- 学生発表 奨励賞 2編
-
- 「買い物弱者の買い物支援策に対する潜在需要量に関する基礎的分析」 和歌山工業高等専門学校 大隈 ゆき
- 「現地観測データを用いた3次元広域地下水流動解析結果の検証に関する研究」 神戸大学大学院 白濟民
第45回(平成24年度) 研究発表会
平成24年9月13日(木)、大阪科学技術センターで第45回研究発表会を開催しました。
一般発表、若手技術者のプレゼン発表、学生発表の3部門で計71編の発表の他、「公共土木施設の維持管理に関する研究委員会」の報告会を開催しました。
支部会員や学生、一般の方等から525名の参加者を迎え、大盛況のうちに閉会することができました。
冒頭、松本支部長から「東海・東南海・南海地震といった大規模災害に備えた安全・安心の確保や国際競争力の強化などの面で、まだまだ社会資本整備が必要だ。われわれの仕事は先が長く、今後も活躍する場がたくさんあると思う。近畿支部の一大イベントである、この研究発表会は、技術者相互の研さんを目的に開催しており、実り多い有意義なものになることを期待している。」と開会あいさつがありました。
その後、プレゼンテーション発表21編、一般論文発表44編(構造・施工系、河川系、土質系、環境系、計画・交通系)、特別講演2題(「建設コンサルタントをめぐる諸情勢」 近畿地方整備局 企画部 技術調整管理官 大西 博、「温暖化と水循環・水管理」 京都大学名誉教授 池淵周一)、学生発表では、神戸大学大学院、 関西大学、立命館大学、明石工業高等専門学校の学生より計6編の研究成果の発表があり、「公共土木施設の維持管理に関する研究委員会」の報告会を実施しました。
また、各発表に対しては表彰を行い、本下技術部会から講評を行い、松本支部長より表彰状と副賞が贈られました。
一般発表、若手技術者のプレゼン発表、学生発表の3部門で計71編の発表の他、「公共土木施設の維持管理に関する研究委員会」の報告会を開催しました。
支部会員や学生、一般の方等から525名の参加者を迎え、大盛況のうちに閉会することができました。
冒頭、松本支部長から「東海・東南海・南海地震といった大規模災害に備えた安全・安心の確保や国際競争力の強化などの面で、まだまだ社会資本整備が必要だ。われわれの仕事は先が長く、今後も活躍する場がたくさんあると思う。近畿支部の一大イベントである、この研究発表会は、技術者相互の研さんを目的に開催しており、実り多い有意義なものになることを期待している。」と開会あいさつがありました。
その後、プレゼンテーション発表21編、一般論文発表44編(構造・施工系、河川系、土質系、環境系、計画・交通系)、特別講演2題(「建設コンサルタントをめぐる諸情勢」 近畿地方整備局 企画部 技術調整管理官 大西 博、「温暖化と水循環・水管理」 京都大学名誉教授 池淵周一)、学生発表では、神戸大学大学院、 関西大学、立命館大学、明石工業高等専門学校の学生より計6編の研究成果の発表があり、「公共土木施設の維持管理に関する研究委員会」の報告会を実施しました。
また、各発表に対しては表彰を行い、本下技術部会から講評を行い、松本支部長より表彰状と副賞が贈られました。
ギャラリー
第45回(平成24年度)研究発表会 受賞者
- 一般発表 最優秀賞 1編
-
- 最優秀賞 【河川系】中小河川の氾濫域における地先の安全度に基づく減災型治水システムの設計 ㈱ニュージェック 鵜飼絵美
- 一般発表 優秀賞 6編
-
- 優秀賞 【構造系】重車両走行が既設橋梁に与える影響に関する調査 ㈱修成建設コンサルタント 川野真裕
- 優秀賞 【構造系】国内最大支間を有するPRC波形鋼板ウェブ箱桁ラーメン橋の設計 八千代エンジニヤリング㈱ 村田 慎
- 優秀賞 【土質系】レーザー測量データを用いた岩盤クリープ斜面の抽出手法の検討 国土防災技術㈱ 横山 修
- 優秀賞 【計画・交通系】トンネル内視線誘導標設置効果に関する一考察 ㈱片平エンジニアリング 松本猛秀
- 優秀賞 【環境系】 猛禽類の繁殖への影響を低減する事業段階別の保全対策のあり方の検討 ㈱綜合技術コンサルタント 有岡英明
- 優秀賞 【河川系】デジカメ空撮による中小河川の河道地形データの作成と管理への応用 ㈱ウエスコ 渡辺 敏
- 一般発表 奨励賞 3編
-
- 奨励賞 【構造系】盛土直下に計画されたトンネルの調査・設計手法、及び施工に向けた提案 ㈱オリエンタルコンサルタンツ 今村博行
- 奨励賞 【計画・交通系】氾濫リスクを踏まえた避難計画の策定方法に関する事例的考察 ㈱建設技術研究所 村岡治道
- 奨励賞 【河川系】大規模地下空間での浸水特性と浸水対応策の効果に関する検討 中央復建コンサルタンツ㈱ 森兼政行
- プレゼンテーション発表 優秀賞 6編
-
- 優秀賞 鳥取城堀跡が微動特性に及ぼす影響 ㈱ニュージェック 蔭山太俊
- 優秀賞 地中構造物耐震設計における地盤応答解析(修正R-Oモデル)パラメータフィッティング検討の一考察 中央復建コンサルタンツ㈱ 生田莉恵
- 優秀賞 河川整備における歴史的資源を活かした空間デザインに関する一考察 ㈱建設技術研究所 高木雄基
- 優秀賞 入力地震動特性の違いがRC橋脚の耐震性能に及ぼす影響について ㈱日建技術コンサルタント 辻 佑太
- 優秀賞 西日本における擬似岩塊流の形成過程についての検討 ㈱建設技術研究所 平田壮一朗
- 優秀賞 自己組織化マップを用いた物理探査の複合評価手法に関する研究 ㈱ニュージェック 山本 龍
- 学生発表 奨励賞 2編
-
- 奨励賞 デッキとUリブ間の縦溶接の溶け込み量がUリブ鋼床版の疲労挙動に及ぼす影響 関西大学 楠元崇志
- 奨励賞 表面波探査による各種スラグ材料を混合した浚渫粘性土地盤の改良効果の検討 神戸大学大学院 三浦みなみ
-
第44回(平成23年度) 研究発表会
平成23年9月15日(木)、大阪科学技術センターで第44回研究発表会を開催しました。H19年度より一般発表に加え、若手技術者のプレゼン発表も追加され、支部会員や学生、一般の方等から615名の参加者を迎え、大盛況のうちに閉会することができました。
冒頭、松本支部長からは「研究発表会は、近畿支部にとって最大で重要なイベントであり、ディスカッションして、知見を深めてほしい。東日本大震災が復興に至らない中で、近畿地方でも台風12号で大変な被害が出ている。これから本当に自然災害に見舞われる時代が始まるとも言われており、社会資本整備に携わる我々の社会的使命を果たすべき状況がきている。さらに研さんを積み、まい進してほしい。」との開会あいさつがありました。
その後、プレゼンテーション発表20課題、一般論文発表37課題(構造・施工系、河川系、土質系、環境系、計画・交通系)、特別講演2題、今年度、初めての企画として学生発表も行いました。ほか、公共土木施設の維持管理に関する研究委員会」の中間報告も開催しました。
また、発表に対しては表彰を行い、松本支部長より下記発表者に表彰状と副賞が贈られました。
本下技術部会長より、「優劣を付けがたい論文・発表だったが、高い評価を受けたものは、業務上の多大な工夫を上手に表現していることが共通している。来年さらにレベルの高い論文が提出され、近畿支部の技術力向上が図られることを願っている」と講評がありました。
冒頭、松本支部長からは「研究発表会は、近畿支部にとって最大で重要なイベントであり、ディスカッションして、知見を深めてほしい。東日本大震災が復興に至らない中で、近畿地方でも台風12号で大変な被害が出ている。これから本当に自然災害に見舞われる時代が始まるとも言われており、社会資本整備に携わる我々の社会的使命を果たすべき状況がきている。さらに研さんを積み、まい進してほしい。」との開会あいさつがありました。
その後、プレゼンテーション発表20課題、一般論文発表37課題(構造・施工系、河川系、土質系、環境系、計画・交通系)、特別講演2題、今年度、初めての企画として学生発表も行いました。ほか、公共土木施設の維持管理に関する研究委員会」の中間報告も開催しました。
また、発表に対しては表彰を行い、松本支部長より下記発表者に表彰状と副賞が贈られました。
本下技術部会長より、「優劣を付けがたい論文・発表だったが、高い評価を受けたものは、業務上の多大な工夫を上手に表現していることが共通している。来年さらにレベルの高い論文が提出され、近畿支部の技術力向上が図られることを願っている」と講評がありました。
ギャラリー
第44回研究発表会 プレゼン・論文発表者 受賞者
- 一般発表部門
-
- <最優秀賞>
・模型を使ったワークショップ展開
㈱エイト日本技術開発 磯辺英二 - <優秀賞>
・RC多径間ゲルバー橋の長寿命化
㈱エイト日本技術開発 磯辺英二 - ・橋梁長寿命化修繕計画の策定
協和設計㈱ 村井茂樹 - ・アンダーピニングを模擬した大型模型による鉛直載荷試験
中央復建コンサルタンツ㈱ 手嶋正和 - ・アセス後の猛禽類に対する保全対策及びモニタリング手法について
㈱綜合技術コンサルタント 前田泰輔 - ・アユの産卵床に配慮した河道掘削形状の検討
㈱建設技術研究所 深草 新 - <奨励賞>
・トンネルに近接する橋梁計画・設計
中央復建コンサルタンツ㈱ 森 彩 - ・インターチェンジに設置する調整池の設計手法
㈱オリエンタルコンサルタンツ 西嶋崇氏 - ・樹種転換を伴う銅山川上流域における50年間の洪水流出特性の変化
パシフィックコンサルタンツ㈱ 森下祐
- <最優秀賞>
- プレゼンテーション発表部門
-
- <優秀賞>
・淀川流域圏における流出負荷量の把握と下水道システム改善施策の評価
中央コンサルタンツ㈱ 吉田淳貴 - ・農業地域の水土利用再編と水文環境に関する研究
㈱ニュージェック 藤井大輔 - ・フライアッシュを混和したモルタル中の細孔溶液組成と鉄筋発錆限界に関する検討
㈱日建技術コンサルタント 田中辰弥 - ・沿線活性化に向けた路面電車マーケティング
全日本コンサルタント㈱ 諸石直樹 - ・「熊野参詣道」におけるコケ類植生を指標としたモニタリング手法の試行
㈱オリエンタルコンサルタンツ 森 博隆
- <優秀賞>
-
第43回(平成22年度) 研究発表会
平成22年9月9日(木)、大阪科学技術センターで第43回研究発表会を開催しました。H19年度より一般発表に加え、若手技術者のプレゼン発表も追加され、支部会員や学生、一般の方等から500名を超える参加者を迎え、大盛況のうちに閉会することができました。
冒頭、本下技術部会長からは「建設コンサルタント業界を取り巻く環境は厳しいが、このような時こそ技術力向上を図り、その成果を公表していくことが重要だと思っている。まさに研究発表会は技術力や能力に磨きをかける絶好の場だ。技術交流を通じて新たな知見や経験、ノウハウを獲得していただきたい」との開会あいさつがありました。
その後、プレゼンテーション発表27課題、一般論文発表35課題、特別講演2題、発表に対しての表彰を行い、下記15名の発表者に松本支部長より表彰状と副賞が贈られました。
松本支部長より、「43年間続いている近畿支部の研究発表会は、全国各支部の中でも非常に伝統のある、盛り上がる会だ。大変忙しい中、研究発表会に参加いただき感謝している」と閉会あいさつがありました。
冒頭、本下技術部会長からは「建設コンサルタント業界を取り巻く環境は厳しいが、このような時こそ技術力向上を図り、その成果を公表していくことが重要だと思っている。まさに研究発表会は技術力や能力に磨きをかける絶好の場だ。技術交流を通じて新たな知見や経験、ノウハウを獲得していただきたい」との開会あいさつがありました。
その後、プレゼンテーション発表27課題、一般論文発表35課題、特別講演2題、発表に対しての表彰を行い、下記15名の発表者に松本支部長より表彰状と副賞が贈られました。
松本支部長より、「43年間続いている近畿支部の研究発表会は、全国各支部の中でも非常に伝統のある、盛り上がる会だ。大変忙しい中、研究発表会に参加いただき感謝している」と閉会あいさつがありました。
ギャラリー
第43回研究発表会 プレゼン・論文発表者 受賞者
- 論文発表部門
-
- <最優秀賞>
「渦(うず)流式水面制御装置」~導入状況と今後~(環境系)
日本工営㈱ 吉田裕二 - <優秀賞>
「河川改修における地下水流動予測とその対策について」(河川系)
㈱エイト日本技術開発 原 伸匡 - 「平城遷都1300年祭に向けた"パーク&バスライド"プレ実験の実施」(計画・交通系)
㈱建設技術研究所 石灰健治 - 「工事用道路における振動対策の現地検証結果について」(土質系)
日本工営㈱ 林 良樹 - 「RC巻立てによる壁式橋脚の段落とし部一体化の検討」(構造・施工系)
ジェイアール西日本コンサルタンツ㈱ 岡本早夏 - <奨励賞>
「新規バイパス建設に伴う既設灌漑用水施設(マンボ)への影響検討報告」(環境系)
協和設計㈱ 鶴原 翼 - 「水理地質構造に着目した重力式コンクリートダムのグラウチング施工」(土質系)
㈱建設技術研究所 吉田健司 - 「景観に配慮した渓谷部河川に架かるプレストレストコンクリート箱桁橋」(構造・施工系)
協和設計㈱ 秋山芳幸 - 「交差点における局地汚染改善対策効果検討」(環境系)
中央復建コンサルタンツ㈱ 沢村英男
- <最優秀賞>
- プレゼンテーション発表部門
-
- <優秀賞>
プレゼンテーション発表 優秀賞
「レーダを用いた掃流砂計測に関する水路実験」
㈱ニュージェック 高原晃宙 - 「「川の守り人」との連携による河川整備」
㈱オリエンタルコンサルタンツ 小川愛子 - 「遺伝的アルゴリズムと有限要素解析を用いた内部き裂同定手法に関する」
パシフィックコンサルタンンツ 永田佳世 - 「不圧地下水の定常浸透流解析に関する研究」
協和設計㈱ 田賀敏子 - 「森林における三次元光分布モデルの研究」
協和設計㈱ 川崎 充 - 「利用者の合意形成を達成する横断歩道橋の協議説明資料作成」
協和設計㈱ 伊澤公太郎
- <優秀賞>
-
-
以上で、今年度の日程は終了しました。来年度の開催にご期待ください。